「お金を貯める!」という目標を掲げたあなたに、支出→チェック→貯蓄→見直しによる貯まるサイクルの作り方をお届けします

◆自分にとっての適切な貯蓄額がわからない人は
上手にお金を貯められない原因の1つに、自分にとっての適切な貯蓄額がわからないことがあります。よくあるのは、無理な貯蓄額を設定し、結局お金が足りなくなって、せっかく貯めた貯蓄を取り崩してしまうケース。そんなことにならないために、次の手順で貯まるサイクルを作りましょう。

◆まずは現金を制す
クレジットカードのポイントを貯めるために日常品もカード払いにする人が増えているようです。でも、家計の引き締めには現金が有利。財布に入れたお札が減っていくのを見るのは淋しいものですよね。この感覚が支出を抑えます。日常的な食費や雑貨などの費用は現金で払いましょう。

◆現金支出は週1回のレシートチェック
現金での支出はレシートをもらって取っておきます。週に1回、たまったレシートを眺めてみましょう。買わなくてよかった、無駄使いしたと思うものがあれば、そのレシートを封筒などに入れて残しておきます。必要な支出として納得できるレシートは処分。

これを繰り返し、1カ月たったら、買わなくてもよかったレシートを合計します。この金額、貯められたはずですね? 無理をしないために、この無駄使いの3分の2の金額を翌月、現金を使う前に貯蓄してしまいましょう。預け先はメインバンクの総合口座通帳の定期預金1年もの(自動継続)がおすすめです。

◆無駄使いの3分の2を先取り貯蓄
翌月は、先に貯蓄に回した分、使える現金が減っていますから、やはりレシートチェックをしながら、よく考えて使います。レシートを全部足し算する必要はなし。現金を総額いくら引き出したかは預金通帳を見ればわかりますし、納得がいく支出については深追いしません。こんな調子で、先取り貯蓄を続けます。

毎月の支出が全く同じとは行きませんし、1年のうちで支出が増える月があるものです。家庭によっても違いますが、3月~4月の年度替わり、7月~8月の夏休み、年末の12月など。あらかじめ支出が多いとわかっている月は無理せず、先取り貯蓄の額は減らして大丈夫。逆に余裕があれば、翌月の貯蓄額は増やします。3カ月単位で収支をトントンに持ち込むつもりで貯蓄の平均額を探りましょう。

◆半年たったら自動積立をセット
半年が過ぎる頃には、これくらいなら大丈夫という目安がわかるはず。その金額で自動積立定期を設定します。毎月の支出が多少でこぼこして赤字になる月があっても、総合口座の定期預金に残高があれば自動貸越できますから大丈夫。

◆クレジットカード払いをチェックし、ボーナス月の増額
現金支出をコントロールできるようになったら、銀行口座からの引き落しやクレジットカード払いについてもチェックしましょう。クレジットカードで払うのは、毎月の固定支出(公共料金、通信費など)と、年に数回の特別支出(家電製品、旅行代金、スーツ・コートなどの大物衣料品など)です。

特別支出で使える金額はボーナスや普通預金残高の範囲内。半年に1度、クレジットカード伝票や銀行通帳を眺めて、無駄使いはないかチェックします。貯蓄に回せる分があれば、自動積立にボーナス月の増額を設定します。これで貯まる仕組みができました。ただし、毎年、家計は変化しますから、一定期間ごとの見直しが欠かせません。支出チェック、適切な貯蓄額の確認、一定期間ごとの見直し、このサイクルを繰り返すことで、無理せず貯まる体質になっていくはずです。

お金を貯められる人になるよう、是非チャレンジしてみてくださいね。

文=坂本 綾子(マネーガイド)