小学校向け教科書など教材、教具の開発や出版を行う光文書院とソフトバンク子会社のSBペイメントサービスは5日、公立小学校向けの教材教具発注をオンライン上で行えるプラットフォーム「Web申込袋」の提供開始を発表した。

「Web申込袋」は、公立小学校向けの教材教具を保護者からの直接の注文により、販売店を通じて学校、児童へと商品が届けられるプラットフォーム。現在の同社への発注で生じる保護者、教職員、販売店それぞれの労力が軽減できるものだ。

  • 現状と導入後の流れ(光文書院資料より)

    現状と導入後の流れ(光文書院資料より)

従来、保護者や児童による紙の申込袋と現金の学校持参、学校や教職員による現金回収管理、販売店による現金回収集計を経て教具等が発注されているが、現金紛失リスクや教職員による回収・管理、販売店での集計と3者それぞれに労力がある。「Web申込袋」はキャッシュレスの発注体系を組み込むことでそれぞれの業務効率化を図っており、大きく負担軽減が期待される。

オンライン決済サービスには、多くの決済サービス代行を行うソフトバンク子会社SBペイメントサービスが採用されており、当初はクレジットカード決済とWebコンビニ決済に対応するが、今後も決済手段を拡充していく予定。