アジア航測は7月5日、鉄道分野におけるMMS技術を用いた新サービス「RaiLis(レイリス)」を7月より展開することを発表した。

  • サービス概要

    サービス概要

MMSは、レーザスキャナ、デジタルカメラ、GNSS測量機、IMUなどのセンサを車両に搭載し、移動しながら周辺の3次元情報を取得する技術。

同社が展開する「RaiLis」は、道路分野で普及しているMMS技術を鉄道分野に応用したサービス。

同社の点群処理技術を鉄道向けに改良・パッケージ化して提供することで、鉄道設備の調査・検査の効率化や高度化に貢献するという。

具体的なサービス内容は、同社のMMS機材を鉄道事業者が牽引するトロ台車などに搭載し、線路および周辺設備の高密度3次元点群データを取得する「計測サービス」、鉄道事業者の実情に応じて、3次元点群データの解析処理を行い、帳票、図面、レポート等を提供する「コンサルティングサービス」、そして独自の追加機能をカスタマイズし提供する「システム構築サービス」で構成される。

将来的には、法令検査への適用や、仮想空間での施設管理業務の場面に役立つ計測・解析技術を一貫して提供する予定だとしている。