WOWOWで7月7日(日)から独占生中継で放送される総合格闘技「UFC239 in ラスベガス」。今回の番組ゲストでUFCファンとしても知られる俳優・松尾諭に大会の見どころとUFCへのアツい思い、そして出演ドラマ『アフロ田中』について語ってもらった。

  • 松尾諭

――まずはUFCを好きになったきっかけから教えてください。

僕ら世代は大体そうだと思いますが、パンクラス、PRIDE、リングスあたりから総合格闘技を見るようになって、UFCの存在も知っていたのですが、なかなか見る術がありませんでした。当時は貧乏だったので WOWOWにも加入できず……(笑)。それで、WOWOWのドラマに出演するにあたって、WOWOWに加入した方がいいのではと思い、嫁を説得して念願のWOWOW視聴ができるようになりました。それがだいたいドス・サントスがヘビー級の王座になった時くらいです。それからずっとUFCを見ています。

――UFCの一番の魅力を教えてください。

進化のスピードですね。スポーツとしても競技としてももちろんですが、それに加えて技の移り変わりが早いところが魅力的です。

――今回行われる『UFC239 in ラスベガス』の注目選手は?

今回タイトルマッチを行うアマンダ・ヌネス選手です。対戦相手のホーリー・ホルムは確かに綺麗なのですが、どこかいつも悲壮感が漂っているんですよね。一方のヌネスは前回の(クリス・)サイボーグ戦での野獣っぷりがすごかった。今回はその野獣にホルムがどこまで食い下がれるか、というところに注目したいですね。立ち技勝負になればホルムが意外とうまく立ち回るのではないかとも思います。もう一つのタイトルマッチであるジョン・ジョーンズVSディアゴ・サントス戦は、サントスがどこまでジョーンズに食い下がるか。ジョーンズは(ドーピング違反による出場停止から)復活してから右肩上がりに調子を上げているので、あの勢いは止められないかと思います。

――ご自身も格闘技をやられているそうですが、やり始めたのはいつ頃からでしょうか?

10年くらい前からです。たまたま知人に紹介されて始めました。ただ、ものすごくキツくて、ジムに通ったのは多分 20、30回くらい。完全なる幽霊部員です(苦笑)。もちろん格闘技が好きなのですが、変な意味ではなく“もみ合う”のが好きなんです。全身のありとあらゆる筋肉を使ってもみ合っていたいですね。変な意味じゃないですよ(笑)! エクササイズとしてですから(笑)

――ところで、松尾さんが出演するドラマ『アフロ田中』が7月5日(金)からWOWOWプライムでスタートしますが、今回演じている西田信二という役について聞かせてください。

役作りに関してはそんなに大変ではありませんでした。僕以外の賀来(賢人)くん、 小澤(征悦)さん、白石(隼也)くんが集まった時に、(原作の)漫画通りにやるとは思っていなかったのですが、『あ、これできたな』と思いました。

――共演者とのエピソードがあれば教えてください。

賀来くんは芝居をしていても普通に喋っていても気持ちのいい男です。賀来くんも小澤さんも白石くんも共演は初めてだったのですが、(まるでドラマのように)同じ中学校出身で前から知っているような感じでした。すごくいい雰囲気で、中学生の頃に戻っ たような部活ノリで楽しかったです。

――最後にドラマの見どころをお願いします。

一見、青年誌のノリかと思われそうですが、メインは田中とマキの恋物語です。台本を読む限り、僕みたいなオジさんでも面白いけど切なくなってキュンキュンします。恋下手な二人が距離を縮めていく過程で、すごいハプニングが起きるんです。原作を読んでいる人は分かるかもしれませんが、台本を読んだだけでもゲラゲラ笑うほど面白かったので、オジさんだけでなく若い人も共感して見られるのではないかと思います!

『生中継!UFC‐究極格闘技‐ UFC239 in ラスベガス ダブルタイトルマッチ! 絶対的王者ジョーンズと2階級制覇ヌネスが降臨!』 は7月7日(11:00~)からWOWOWライブにて生中継(WOWOWメンバーズオンデマンドでもライブ配信)。ドラマ『アフロ田中』は毎週金曜 深夜0:00~WOWOWプライムにて放送(第1話無料放送)。