半導体製造中止品の継続供給サポートを行うRochester Electronics(ロチェスターエレクトロニクス)と半導体商社であるネクスティ エレクトロニクスは、ネクスティが日本市場を対象したロチェスターの代理店となる契約を締結したことを発表した。

一般的に半導体製品は、生産開始から一定期間が経過すると、製造中止(End of Life:EOL)や仕様の変更などが行われるが、産業機器や自動車などを中心とした産業分野では、10年、20年といった長期間にわたって、そうした製品を継続して活用する必要があり、ロチェスターは、70社以上の主要半導体メーカーから認定された正規販売代理店および製造メーカーとして、そうした半導体メーカーが製造を中止した製品などを中心とした継続供給サービスおよび製造のサポートを行ってきた。

ネクスティは、トーメンエレクトロニクスと豊通エレクトロニクスが合併してできた国内有数の半導体商社であり、今回の契約を経て、高品質かつ長期間にわたる製造および供給が求められる幅広い分野のセットメーカーに対し、国内外の主要半導体メーカーが製造中止をした後も、半導体製品の継続供給をサポートしていくこととなる。

なお、両社は今後、半導体製品の製造中止に伴う在庫リスクや開発コストの増加に対する負担が年々大きくなってきている国内外の半導体メーカー、半導体商社、セットメーカーなどに向け、そうした課題の解決につながるソリューションの提案を図っていくとしている。