シュナイダーエレクトリックは7月3日、サーバルームや大規模データセンター(DC)向け三相無停電電源装置(UPS)「Symmetra PX(シメトラ ピーエックス)250/500 kW」のバックアップ用蓄電池としてLIB(リチウムイオンバッテリー)の国内販売を開始した。

  • 「Symmetra PX 250/500 kW」用リチウムイオンバッテリーの外観

    「Symmetra PX 250/500 kW」用リチウムイオンバッテリーの外観

Symmetra PX は、モジュール型構成により内部冗長化による高可能性と拡張性を備えた三相UPS。今回、バックアップ用蓄電池として鉛蓄電池に加え、LIBが選択でき、既存の鉛蓄電池に比べ、設置スペースを最大60%縮小、バッテリーの寿命は約3倍、充放電回数も約10倍となっており、TCOを最大50%削減することが可能だという。

また、総重量が最大70%削減されるため、荷重分散に関わる付帯工事費用の削減も期待できるほか、バッテリーの残存時間や状態の確認が可能なBMS(Battery Management System)を標準搭載し、安全性の高い運用を実現するとしている。