【歯科医師に聞く】デンタルフロスのおすすめ5選|選び方も徹底解説!

【この記事のエキスパート】

医療系Webライター:影向 美樹

医療系Webライター:影向 美樹

歯科医師免許取得後、横浜・京都の歯科医院にて10年ほど歯科医として勤務。現在は歯科分野を中心とした医療系Webライターとして活動中。

一般向けの情報記事や歯科医師の仕事・転職に関する記事などを執筆。
また歯科医院ホームページのコンテンツ内における文章作成や院内にて配布するニュースレターの作成も手掛ける。プライベートでは一児の母。


本記事では、歯科医師の影向美樹さんへの取材のもと「デンタルフロス」の選び方とおすすめ商品を紹介します。デンタルフロスは、歯と歯の間、および歯と歯ぐきのすき間に付着したプラーク・歯垢(しこう)を取り除く糸状の歯間清掃器具で、歯と歯の間のすき間がせまいお子さまや若い方の歯間清掃に適しています。一方で、歯ぐきがやせはじめる30代後半から40代以降では歯間のスペースも広くなるため、デンタルフロスよりもプラスチックの柄に細いブラシがついた「歯間ブラシ」を使用したほうがいい場合もあります。どちらの歯間清掃器具を使用するかについては、歯と歯の間のすき間の広がり具合によって異なるので、選択の際には注意してくださいね。

デンタルフロスを選ぶポイントは? 歯科医師に聞きました

歯科医師の影向美樹さんに、デンタルフロスを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。

ロールタイプ or ホルダータイプ(F字型・Y字型)

【エキスパートのコメント】

デンタルフロスには、指に巻きつけて使用する「ロールタイプ」と、プラスチックのホルダーにフロスが装着された「ホルダータイプ」の2種類があります。おすすめなのはフロスに加える力の調整がしやすく、またわずかなすき間にもフロスが通しやすいロールタイプです。

デンタルフロスの使い方は「歯間に入れて抜き取るだけ」と思われがちですが、この方法では小さなすき間にプラークを取り残してしまいます。デンタルフロスは歯間から歯ぐきのすき間(歯周ポケット)までゆっくり挿入し、歯面にそわせてフロスをスライドしながらプラークを落としていくのが正しい使用法です。指に巻きつけるロールタイプはこのようなこまやかな動きをおこないやすいほか、力の加減も調整しやすいため歯ぐきを傷めるリスクが少なくなります。

ただし、ロールタイプが苦手な方や、お口が小さくてフロスが入れにくいという方は、ホルダータイプを選ばれても問題ありません。ホルダータイプには「F字型」と「Y字型」の形状がありますが、どの部位にもオールマイティに使える「Y字型」の方がおすすめです。

ライオン歯科材『DENT.EX ウルトラフロス』:

出典:Amazon

ロールタイプが苦手な方は、ホルダータイプ(Y字型)を。フロスの耐久性がすぐれているため、歯ブラシ同様、洗い流して繰り返しつかえます。

初心者はワックスタイプ、上級者はノンワックスタイプを

【エキスパートのコメント】

デンタルフロスはさらにその性状によって、ワックスのついた「ワックスタイプ」と、ワックスのついていない「ノンワックスタイプ」のふたつのタイプに大きく分類されます。

ワックスタイプはすべりがよく、歯ぐきを傷めることなくスムーズに歯間に入りやすいのが特長。とくに小さなお子さまの歯間清掃に使用する場合やフロスが使い慣れていない方は、ワックスタイプのデンタルフロスを選びましょう。

一方、ノンワックスタイプはフロスを長年ご使用されている上級者におすすめです。ノンワックスタイプは使い方に多少のコツがいりますが、汚れをからめとりやすくプラークの除去効率が向上するというメリットがあります。

歯間が広めの方は、少し太めのデンタルフロスを選ぶ

【エキスパートのコメント】

歯間のスペースが広い部位に細いデンタルフロスを使用すると、プラークの除去効率が悪くなります。とくに歯間が広がりはじめる30代以降では、通常よりも少し太めのデンタルフロスのほうが汚れ落ちもよく、プラークの取り残しが少ないでしょう。

なかでもおすすめなのは、歯間に入れたあとフロスがスポンジ状になる「エクスパンドタイプ」のデンタルフロスです。唾液の水分によってスポンジ状にふくらんだフロスが、歯面にぴったり密着してプラークを取り除いていきます。使用前は通常のフロスと同様に細く、またワックスつきなので初心者の方にも安心です。

オーラルケア『フロアフロス』:

出典:Amazon

唾液を含むと繊維がふんわりと広がる「エクスパンドタイプ」のデンタルフロス。デリケートな歯ぐきを傷めることなく、プラークをしっかりからめとります。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)