Facebook、ツェッペリン『聖なる館』画像投稿禁止措置を撤回

Facebookは、自社が運営するソーシャルネットワークから一時的にレッド・ツェッペリンの『聖なる館』のカバーアートワークを削除した後、措置を撤回した。「私たちは、この画像が持つ文化的な重要性を理解しています。よって、削除した投稿の復元を行っています。」賛否両論あるアルバムのカバー画像を一時的に削除した後でコメントを発表した。

アート集団ヒプノシスのオーブリー・パウエルによるアイコニックでありながらも物議を醸してきた、裸の子どもたちが岩山をよじ登る様子が描かれた、レッド・ツェッペリンの『聖なる館』の禁止は、6月半ばに音楽ウェブサイトUltimate Classic Rockがカバー画像をFacebookに投稿したのがきっかけにはじまった。同サイトがアルバムのカバーを投稿したのは5回目だった。その際、同サイトは「ユーザーからクレームが発生したため、投稿を削除しました」という通知をFacebookから受け取った。

「13歳という若い子どもたちもFacebookやInstagramを利用し、両アプリは第三者が運営するアプリストアでも購入可能です。だからこそ、ヌードと勧誘において私たちが守らなければならないルールがあります」とFacebookのジェシカ・オーダ氏はUltimate Classic Rockにコメントを記した。「デリケートなコンテンツの公開を制限するためにも、私たちはこのような画像を制限しなければなりません。」

さらに、「ヌードは、抗議手段として、ある目的に対して人々の注意を喚起させるため、教育的あるいは医療的目的など、様々な理由で共有することができます。Facebookでは、相手の意に反するもの、あるいは未成年が関わるコンテンツの共有を避けるための性的な画像の削除は行っておりません」とFacebookはこのように言葉を足した。これを受けて、Ultimate Classic RockはFacebookへの投稿を自ら削除した。

だが、他のFacebookユーザーが言うには、『聖なる館』のアートワークに対する全面禁止はソーシャルネットワーク中にはびこっているようだ。Facebookによる今回の禁止を非難するChange.orgのページでは、あるユーザーが個人アカウントに『聖なる館』のアートワークを含むレッド・ツェッペリンの動画をYouTubeに投稿したところ、通知が届いてから投稿が削除された、と主張した。

『聖なる館』のカバーアートの禁止に対する激しい抗議を受け、Facebookは見解を変えて1975年のアートワークを許可することにした。

「私たちのコミュニティの水準として、Facebookでは裸の子どもの画像を禁止しています」と同社の広報担当はUltimate Classic Rockに対して述べた。「しかし、私たちは、この画像が持つ文化的な重要性を理解しています。よって、削除した投稿の復元を行っています。」

賛否両論の『聖なる館』のカバーアートにおいてFacebookがユーザーと対立したのは今回が初めてではない。2011年、当時リリース20周年を迎えていたニルヴァーナの『ネヴァーマインド』のカバーアートに対しても、同社は同じような懸念から画像を一時的に削除した。