2歳・3歳向け知育玩具の選び方とおすすめ10選【おもちゃコンサルタントマスターに取材】

【この記事のエキスパート】

おもちゃコンサルタントマスター:加藤 理香

おもちゃコンサルタントマスター:加藤 理香

あそびとおもちゃを通して、こころとからだを伸びやかに育むお手伝いをしています。

おもちゃコンサルタントとして、また、音あそびおはなしあそびのパフォーマーとして、全国各地で活動中。

ほかにも、親と子のふれあいを育むタッチ、からだ遊び・わらべうた遊び、手作りおもちゃの会など、コンテンツはさまざまですが、大事にしているのは、「たのしい」「きもちいい」「だいすき」の時間をシェアして、日々のくらしにハッピーをプラスすること。


2歳・3歳といえば、イヤイヤ期。また、ひとりでできることが爆発的に増える時期です。指先が思いどおりに動かせるようになってきて、好奇心にあふれています。「やってみたい! これはできそう!」となっている子どもには経験や学びに結びつくおもちゃを、ぜひ与えてあげたいものですよね。ですが、積み木やハンマートイなど、さまざまな知育玩具があるなか、何を選んでいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。そこで、おもちゃコンサルタントマスターの加藤理香さんに2歳・3歳の知育玩具を選ぶポイントとおすすめの商品を聞きました。指先をつかったり、繰り返し遊んで考える力を養うものなど、子どもの成長に合ったおもちゃをぜひ見つけてください。

2歳・3歳の知育玩具の選び方|おもちゃコンサルタントマスターに聞いた

おもちゃコンサルタントマスターの加藤理香さんに、2歳・3歳の知育玩具を選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。どんな点に注目して選ぶか、ぜひ参考にしてください。

指先を使い、脳を刺激するおもちゃ

【エキスパートのコメント】

2歳をすぎると、できることがぐんと増えます。なかでも指先がこまやかに動くようになり、手のひら全体でつかんでいたものが、親指、人差し指、中指の3本でつまめるようになります。積み上げる・つまみ上げる、シールなどをはがして貼る、道具を使う、という生活のなかで大事な動きの基本につながります。

子どもの「できる」気持ちを満足させるような、積み木やパズル、ハンマートイ(叩いて遊ぶ)、プルトイ(ひっぱって遊ぶ)、ねじのあるおもちゃ、つまんだり持ったりして回るコマ、ひもとおしなどのおもちゃがおすすめ。

楽しみながら指先をたくさん使って、脳に刺激を与えましょう。同じおもちゃでも、遊び方に変化をつけて難易度をアップさせれば長く遊べます。

ニック『大工さん』:

出典:Amazon

叩いて遊べるハンマートイ。子どもの好奇心を刺激します。

繰り返し遊べて考える力を育てるおもちゃを選ぶ

【エキスパートのコメント】

たとえば水道の栓を上げると水が出て、下げると止まる。そういった動作と結果が結びつきはじめる時期が2歳・3歳です。「こうすれば、ああなるかも」というワクワク感を日常のなかで試されると、たいへん。代わりにその気持ちをおもちゃで発散してもらいましょう。

叩くと出てくるハンマートイ、釣り竿をおろしてなにかを吊り上げるフィッシングゲーム、坂道に玉を置いたら、どんどん転がっていくクーゲルバーン(玉ころがしのおもちゃ)などは繰り返し遊べるので、集中して遊び続けてくれるでしょう。

結果について予測を立てることは、実験をしたり企画を立てたりするときに使う能力と同じ。「どうなるんだろう」とワクワクしながら自力で考える力を育てるおもちゃを選びましょう。

ほかの子と一緒に遊べるおもちゃを選ぶ

【エキスパートのコメント】

子どもが小さいころは、ずっとひとりで集中して遊ぶこともあります。しかし、2歳・3歳ごろは、ほかの子の遊びが気になる時期でもあり、トラブルも増えはじめます。それは自分の世界が外に向かって開かれてきた証拠。一緒に役割分担をして遊ぶというよりは、「同じおもちゃで同じ場所でなんとなく一緒に遊ぶ」という経験から、少しずつ相手のやりたいことを認めていく年齢になったということ。

相手を大事に思える子は、自分を大事にしている子であり、まわりに大事にされてきた子です。おもちゃを使った遊びのなかで、自己肯定感やバランス感覚を育ててみましょう。ごっこ遊びやからだを使う遊びを通じて、遊びの場の共有や連帯感が得られるので、おままごとのセットや電車遊びのセットなどを選びましょう。

エド・インター『ジュージューくるりん! キッチン』:

出典:Amazon

ごっこ遊びで、おしゃべりして、コミュニケーション力を育みましょう。

想像力やコミュニケーション力を育てるおもちゃを選ぶ

【エキスパートのコメント】

2歳・3歳ごろは、想像力を伸ばし、表現力を育て、コミュニケーション力を伸ばすおもちゃが一番楽しめる時期です。記憶力も発達するので、ちょっと前のことも思い出せ、楽しかったことや怖かったことを誰かに伝えようとします。体験はおしゃべりや、ごっこ遊びで人のまねをすることで表現されます。子どもの思いを受け取る人がまわりにいると、その子は伸びやかにさまざまなものごとを吸収していくでしょう。

ごっこ遊びのできるおもちゃは、そんな体験を受け止めてくれます。また、なににでも見立てられるシンプルな積み木はイメージで遊ぶことができ、かんたんなストーリーや繰り返し言葉のある絵本も好きな時期なので、その物語を投影できます。

ひとりで遊べるものも選択肢に入れましょう

【エキスパートのコメント】

すっぽり体がおさまる狭いダンボールの中や、水のはいっていないお風呂、カーテンのなかなどで、子どもを発見することはないでしょうか。誰にも邪魔されない、ひとりの時間が守られる場所はとても大切です。ほんの少しまわりから目隠しされている空間で、フル回転していた頭と心が、ひと息つきながらそれまでの体験を整理しているのです。

ぼーっ、とするのは子どもの成長にとっては欠かせない時間。成長はストレスと表裏一体です。ひとりの場所でひとりを楽しみながら遊ぶ、という時間もまた大事にしたい時期。テントやおうちのおもちゃがあるといいでしょう。怒られたり恥ずかしかったりするときに、自分の気持ちを落ち着かせるためにも必要です。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)