KPMGコンサルティングは6月14日、個人から預かったデータの利活用を目的とした「情報銀行(情報利用信用銀行)」事業への参入に取り組む企業や団体を支援する、「情報銀行設立支援サービス」の提供を開始したと発表した。

同サービスは、情報銀行事業への参入を検討している企業や団体に対し、「戦略・立案」「設計」「構築・導入」「運用・事業拡大」を包括的に支援するもの。

同社によれば、情報銀行事業の実現には、データ提供者の理解が不可欠だが、消費者に分かりやすい仕組みのほか、個人情報の管理方法や安全性の担保など、さまざまな課題があるという。また、ビッグデータの利活用の活性化には消費者のみならず、データを管理する企業側のリテラシーの向上も重要だとしている。

そこで、KPMGコンサルティングは、同社が有するGDPR(EU一般データ保護規則)や中国サイバーセキュリティ法への対応においての実績やノウハウ、そしてブロックチェーンやAIをはじめとした最新のテクノロジーに精通したプロフェッショナルが、KPMGのグローバルネットワークを活用し、情報銀行事業への参入を支援するということだ。