5月17日より劇場先行上映が開始された『蒼穹のファフナー THE BEYOND』の舞台あいさつが5月19日、東京・新宿ピカデリーにて開催された登壇者は真壁一騎役の石井真、御門零央役の島﨑信長、水鏡美三香役の石川由依。

  • 『蒼穹のファフナー THE BEYOND』舞台あいさつ

『蒼穹のファフナー』は、少年少女たちが人形兵器「ファフナー」に乗り込み、「フェストゥム」と呼ばれる未知の存在と戦うSFアニメーション。2004年にTVシリーズ第1期がスタート。その後も新作が数多く作られ、15周年を目前に控えた2019年5月に完全新作『蒼穹のファフナー THE BEYOND』全12話のうち、第1~3話が劇場で先行上映開始した。

今回、行われた舞台あいさつでは、本編上映後に開始されたこともあり、ネタバレOKの自由なトークが展開された。まず、『ファフナー』シリーズの続編として新たな物語が制作されると聞いたときの印象を尋ねられると、キャスト陣はまず、前作である『EXODUS』の終わり方から続きがあると予想していたとのこと。しかし、石川は新作についてうれしく思うところもあるが、ふたたびつらい戦いが始まってしまう苦しさもあったと語る。

そして、以前とは想像もつかない姿へと成長を遂げた御門零央については島崎も「誰!?」と思ったという。外見だけでなく内面も異なるキャラクターとなった皆城総士に対して、総士と対峙する立場である真壁一騎を演じる石井は過去シリーズの総士とは違うキャラクターとして接しながらも、総士への思いはシリーズを通してブレずに、1本芯が通ったものを持って演じていると話した。

最後に、ファンへメッセージが送られた。「『THE BEYOND』。ついに始まりました。こんなに長く続いている作品に、自分も『EXODUS』から続けて出させていただけるのはほんとうにうれしいです。これからどうなるかわかりませんが、精一杯、美三香として生き抜いていけたらなと思っています。物語はまだまだ続いていきますが、きっと希望が描かれていると信じて、これからも演じていきたいと思います!」(石川)。

「作品を愛せば愛すほど、ちゃんと中身で応えてくれるというのは、ほんとうに素晴らしいことだと思いますし、僕自身もそういった作品がすごく好きです。まっすぐでかっこいい御門零央というキャラクターもダイスキで、今回は見た目もかっこよくなっています。そんな零央の活躍や、零央と美三香がどうなるかにも注目しつつ、みんなが幸せな結末を掴み取れるように、一緒に戦っていきます!」(島崎)。「これから先、一騎がどうなっていくのか、第3話までを見て、いろいろと思うところはありますが、行く末に対して覚悟は持っています。それは、絶対に何らかの希望はあると信じた上での覚悟です。新しい皆城総士を中心として繰り広げられていく物語、そして島の人たちがどうなっていくのか。どうか最後まで追いかけていただけたらほんとうにうれしいです」(石井)。