電通は5月29日、グループ各社と連携し、日本と中国の企業が抱える日本・中国ハイブリッド市場のマーケティング課題にクロスボーダーで対応していくため、6月1日付でグループ横断組織「Dentsu China Xover Center(以下、Dentsu CXC)(デンツウ シー・バイ・シー)」を発足させると発表した。

同組織は、電通のほか、国内および中国におけるグループ各社の中国事業を専門とするスタッフで構成。今後、日本の販売市場・インバウンド市場、中国の販売市場・越境EC市場の4市場を対象に、企業の事業サポートを推進してく。

また、具体的なサービスライン開発の第1弾として、中国の販売市場・越境EC市場に対応するため、電通デジタルが中国においてオンライン販売とブランドコンサルティングを手掛けるUSHOPAL(以下、ユーショッパル)と戦略的業務提携を行う。

背景には、2019年1月1日に中国政府によって施行された中国電子商取引法により、転売業者による販売活動ルールが規定され、その結果、日本国内でのインバウンド需要にも影響が出始めていることがあるという。これまでインバウンド需要に依存してきた企業にとっては、その落ち込みを補うため、日本から中国への越境ECや中国国内での販売チャネルなど直接の販路の構築が喫緊の課題となっているのだ。

こうした状況を踏まえ、これから中国市場への参入を検討しているブランドや、既に越境ECや中国市場で事業を行っているものの、ブランドの構築と複数のオンライン販売チャネルの管理に悩んでいる企業に対し、ブランドの構築からオンライン販売までをワンストップで支援する体制を構築。

電通グループが持つブランド構築やプロモーション活動に関する知見・ノウハウと、ユーショッパルの強みとなる商品仕入れを含めたオンライン流通や販売に関する知見・ノウハウを掛け合わせたサービスを提供していく予定だ。

具体的には、中国市場におけるブランド構築支援コンサルティングや、オンライン販売チャネルの構築と各種プロモーションサービス、リアル店舗と連携したサンプリングなどの店頭プロモーションサービス、在庫予測から商品物流(通関・倉庫・配送等)までのワンストップ支援を想定している。

  • 業務提携でカバーする中国市場におけるオンライン&オフラインチャネル