「おなかのなかにある小さな命」

ーー先日3才を迎えたという娘さんのママである布川さん。初めて娘さんの妊娠が分かったときはどのようなお気持ちでしたか?

布川
素直に嬉しい気持ちと、今おなかの中に小さな命があるというのが不思議で仕方なかったです。

最初は“出産、産後に仕事はどうなるかな”などと不安な気持ちもあったのですが、夫に電話で報告したときに、何か大きなリアクションがあったわけではないのですが、今まで聞いたことのないような高さの声で、すごく喜んでくれているんだなと感じました。それに、私の母も本当に喜んでくれて、「産後もしっかりサポートするよ」と言ってくれて、嬉しかったのと安心したのを覚えています。

ーー妊娠中、つわりはいかがでしたか?

布川
朝起きた瞬間から気持ちが悪く、食欲もない日が2ヵ月くらい続きました。ほとんどのものが食べられなくなり、これまで全く興味のなかった白菜の漬物や冷蔵庫で冷やしたコンビニのおにぎりはなぜか少し食べることができたので、それを食べていることが多かったですね。

毎日二日酔いと船酔いと貧血が一気に来たような気持ち悪さで、辛かったです。そんななか、仕事もしていたので描きながら泣いたりしたこともありました……。

ーーそれは大変でしたね……!

布川
でもつわりが終わった後は食欲全開の食いしん坊時代が戻ってきて。体重管理に厳しい産院だったので体重測定のときはなるべく軽く計測されるために真冬なのに薄着で臨んでいましたね。懐かしいです(笑)。