さて、見た目はあまり際立った特徴がないように見える本製品だが、隠し機能として搭載されているのが、本体左側面前方に搭載される、マルチファンクションパドルなる拡張ボタンだ。

  • マルチファンクションパドル。本体に取り付けられているゴムのキャップを外し、付属のパーツと交換することで利用可能になる

これは本製品の従来モデルから継承されている機能で、言うなれば本製品が備える7つ目のボタンということになる。購入時点で本体に取り付けられているゴムのキャップを外し、付属のパーツと交換することで、利用可能になる。

面白いのがその形状だ。このボタンは左側面のかなり前方にあり、そのままでは親指が届かないのだが、ボタン自体が後方にせり出す独自の形状になっており、通常の握り方のまま押すことができる。

  • マルチファンクションパドルを取り付けた状態。左側面のグリップ部にかぶるほど後方にせり出すのが特徴だ

つまり左手の親指は、左側面の2ボタンとこのマルチファンクションパドル、合わせて3つのボタンを操作することになるわけだが、その特殊な形状ゆえ、ほかの2つのボタンと押し間違えることがない。そこまでボタン数を必要としないのであれば、ゴムキャップをつけたままにしておいても構わない。

なおゲーム用途では、このマルチファンクションパドルを押しながらトランシーバーのようにボイスチャットを行ったり、押している間だけ低いDPIで操作するなどの使い方が紹介されている。ビジネスユースでも、アイデアひとつでいろいろな使い方を試せそうだ。

  • やや上方から見たところ。独特の形状だ

  • ボタン数がそこまで必要なければ、マルチファンクションパドルなしで使うといいだろう