――本格的にサーフィンデビューされて、いかがですか?

(食い気味に)楽しい!! 本当に奥深いなって思いました。

――どんな部分が奥深かったですか?

サーフィンってただ波に乗るだけかなと思っていたんですけど、乗るまでの準備もすごく大事だし、体の使い方も覚え込まさなきゃいけないし、波のところまでパドリング(両手で水をかいて前進)していかなきゃいけないっていう大変さも感じましたし、実際に乗るまでにすごくいろいろなプロセスがあるんですよね。

――特技はバランスボールの上で正座できるということですが、そのバランス感覚もサーフィンに生きたのでしょうか?

ずっとクラシックバレエをやっていて体幹には自信があるので、スポーツに関してはコツをつかむのがわりと得意だという感覚が、自分の中にあるんです。バランスボールでの正座と、ボードに立つのは、似てるなという感じがしましたね。

――『サーフ☆ガール』に初出演したときから、センスがあると言われてましたよね。

それでプレッシャーはあったんですけど、焦ってもきっと良いことはないと思って臨みました。今日は「乗りたい!」っていう気持ちがすごく強かったので、なんとか撮れ高は確保できたんじゃないでしょうか(笑)

■“女子アナ界の深田恭子”に近づけた!?

――そもそも、サーフィンをやろうというきっかけは何だったのですか?

2歳くらいのときに海で溺れたことがあって、それからカナヅチで泳げなかったんですよ。でも、3年前にハワイで簡単なサーフィンの体験をやってみたら、それが楽しくて! サーフィンをやってる(田中)毅さんに話したら「じゃあ行こうよ!」となって、それから早3年が経ってようやく実現しました(笑)

――“女子アナ界の深田恭子”を目標に掲げてらっしゃいましたが、今日で少し近づけたのでは?

いやぁ…本当にどの口が言ってるんだって感じですよね(笑)。本当申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど、目標は高くということで言わせてもらいました(笑)。深田恭子さんって、波に乗ってる姿がすごく様になってカッコいいですよね。サーフィンは形から入るのが大事なので、私も髪伸ばそうかなって思ったりします(笑)。でも、今日は2人の先生のおかげで上達できたと思うので、本当にありがたいです。

――サーフィンがアナウンサーのスキルに生きそうな部分はありますか?

やっぱり準備の大切さですね。それと、アナウンサーって「ここだ!」っていう時に会心のひと言を言えるかが勝負なんですよ。だから、いい波にうまく乗るということが、番組の流れの中で「今跳ねたな」「盛り上がったな」という感覚に似ているなと思いましたね。

――これからサーフィンが上達したら、本業に返ってくるかもしれないですね。

そうなるといいですね。「来るぞ来るぞ来るぞ来るぞ……来たーー!!!」みたいな感じで(笑)

――サーフィンはハマりそうですか?

本当に奥が深いので、どんどんどんどんのめり込みそうです。今日はまだスタートラインに立ったくらいだと思うので、次のステップに進みたいですね。

――笹崎さんは東京マラソンでも見事に完走されていますが、また新たな挑戦になりましたね。

フルマラソンって本当に長くて、途中で心が折れそうになるときがあるんですけど、その分、走りきった後の達成感があるんです。マラソンはずーっと大変な一方、サーフィンは波に乗るまでが大変で乗ると楽しいの繰り返しなので、うれしさと楽しさを感じる回数はサーフィンのほうが多いかもしれないですね。

●笹崎里菜
1992年生まれ、神奈川県出身。東洋英和女学院大学卒業後、15年に日本テレビ放送網入社。『PON!』『シューイチ』などに出演し、現在は『Oha!4 NEWS LIVE』水・木曜メインキャスターなどを担当。