コバソロ、23年前の名曲「名もなき詩」の“普遍性”を解く
やまだひさしがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「やまだひさしのラジアンリミテッドF」。5月10日(金)放送の「コバソロレコ」のコーナーでは、音楽プロデューサーのコバソロさんが、「次世代に残したい名曲」をテーマに選曲しました。


コバソロさん



音楽プロデューサーのコバソロさんが、音楽再生アプリ「CDレコアプリ」のランキングからおすすめソングをピックアップし、独自の解説で紹介する「コバソロレコ」。今回は、5月の選曲テーマ「次世代に残したい名曲」として、Mr.Children「名もなき詩」を選び、解説しました。

◆ありのままで生きる苦悩

やまだ:フジテレビ系ドラマ「ピュア」(1996年1~3月放送)の主題歌で、毎回ダーン!と曲が流れて。ミスチルはもちろん、ドラマの力もすごかった時代だよね。

コバソロ:そうですね。すごく流行っていましたよね。

やまだ:売上枚数はダブルミリオンを突破。あのころ、ミスチルを知らない人は心配されてたよ(笑)。改めて、この曲のすごさは?

コバソロ:やっぱり、メッセージ性ですね。この曲以前は、ラブポップみたいなイメージが強かったんですよ。でも、ここから雰囲気がガラッと変わる。困難にぶち当たりながら、ありのままで生きる難しさに苦悩する様子を描いています。

やまだ:かっこいいんだよな~。

コバソロ:それまでと違って、比喩が多く、結構ワイルドな表現になっていて。早口の部分(《成り行きまかせの恋におち 時には誰かを傷つけたとしても/その度心いためる様な時代じゃない》)があるじゃないですか。あれだけ急に言葉を敷き詰められると、逆に、メッセージが全部沁み込んでくるんですよ。

やまだ:一気にね。歌詞は、最初(《ちょっとぐらいの汚れ物ならば/残さずに全部食べてやる》)からもうすごいよね。洗濯してんだか飯食ってんだか、わかんないもん(笑)。

コバソロ:タイトルも「名もなき詩」だし、最初は、何に対する歌かわからないですよね。僕、発売当初は何を歌っているのかわからなかったんですよ。でも、大人になって改めて聴くと意味がわかる。普遍的なことを歌っているから、20年以上経った今でも共感できる歌詞なんだと思います。



<番組概要>
番組名:やまだひさしのラジアンリミテッドF
放送日時:毎週金曜 25:00~27:00
パーソナリティ:やまだひさし
番組Webサイト:http://www7.jfn.co.jp/f