Visual Studioエンジニアリングチームは5月23日(米国時間)、「Visual Studio 2019 version 16.1 now generally available (and 16.2 Preview 1 as well)|The Visual Studio Blog」において、Visual Studioの最新版となる「Visual Studio 2019バージョン16.1」の一般公開を伝えた。同時に、初のプレビュー版リリースとなる「Visual Studio 2019バージョン16.2」の公開についても言及した。
「Visual Studio 2019 バージョン16.1」は「ダウンロードページ」からダウンロードできるほか、すでにプレビュー版をインストールしてあるなら、アプリからアップデートを実施することができるとされている。
Visual Studio 2019バージョン16.1の主な注目ポイントは次のとおり。
- 起動時間、ブランチ切り替え、OpenFolder IntelliSense、デバッグセッションメモリ使用量、C++ビルドリンカー時間など各要素におけるパフォーマンスの向上
- AI機能が強化されたIntelliCode/IntelliSense
- モニタごとに解像度を理解したより鮮明な表示を実現
- Visual Studio Searchに最近使用した結果を表示するように変更
- .NET Core 3.0 WPF開発用のプレビューXAMLデザイナ
- WSL (Windows Subsystem for Linux)のネイティブサポート
- Linux C++ワークロードの大幅な改善
Visual Studioは人気の高い統合開発環境。「Visual Studio 2019バージョン16.1」は各種パフォーマンスが向上しているほか、Linuxに関連したビルド機能などが大きく改善されている。現在では、Visual StudioはLinux向けソフトウェアのビルド環境として利用できるようになっている。