万葉集で詠まれた地 和歌の浦で神社めぐり
日本古来の伝統文化に触れ、全国各地にある神社をお散歩気分で紹介する番組「かみさまさんぽ」。新放送サービスi-dioのチャンネル「TS ONE」でお届けしています。5月は万葉集と関わりのある神社を特集。その2週目では、和歌山県にある「玉津島神社」と「鹽竈神社」を紹介しました。



国の名勝、和歌の浦に鎮座する玉津島神社は、JR和歌山駅、南海和歌山市駅から和歌山バスに乗り、玉津島神社前、又は不老橋バス停で下車するとすぐの所にあります。

奈良時代、聖武天皇による行幸がこの神社の縁起とされ、この行幸に随行した歌人・山部赤人らの歌が万葉集に収められたことから、玉津島は和歌の浦とともに万葉の歌枕として憧れの地とされてきました。玉津島神社のご祭神の一柱、絶世の美女だったという衣通姫尊は、和歌の道に秀でた才能があったことから、和歌の守り神として信仰されています。

またその境内には、藤原卿や宮廷歌人の山部赤人が詠んだ「玉津島讃歌の万葉歌碑」や、小野小町が歌の上達を願ってお詣りした際、袖を掛けて和歌を詠んだという「小野小町袖掛けの塀」を見ることができます。



玉津島神社にお詣りをした後は、向かい合うような位置にある鏡山へ。2、3分登れば山頂に到着し、一面に広がる和歌の浦の美しさを見渡すことができます。またその麓には鹽竈神社があり、大きな洞窟にはめ込んだような形でお社が建っています。



こちらには、海の豊穣の神様と、罪穢れを祓い清める、祓戸の神様が祀られています。安産・子授けの神様として、地元の方々からは“しおがまさん”と呼ばれているとか。洞窟の中に入ると、そこはとても厳かな雰囲気だということです。

この鹽竈神社の前には、重要文化財に認定されたアーチ形の不老橋や万葉の歌碑が点在する片男波公園があります。お詣りの後は、風光美を堪能し万葉の和歌に思いを馳せて散歩をするのも良さそうです。

<番組概要>
番組名:かみさまさんぽ
パーソナリティ:下川友子
放送時間:(初回放送)火曜21:00-21:30
(リピート放送)水曜8:00-8:30、木曜21:00-21:30、金曜8:00-8:30、土曜6:30-7:00
番組Webサイト:http://www.tokyosmart.jp/sanpo