ジェントルマンに相応しい真の意味でエレガントなジャガーとは?

エレガントなクーペに本当に必要なものは、大きくパワフルで洗練されたエンジンだ。シルキーな音を発するV12エンジン以上に最適なものがあるだろうか?

ジャガー XJSはラグジュアリーグランドツアラーとして、Eタイプ シリーズⅢに代わり1975年に発表された。エアロダイナミクスを研究していたマルコム・セイヤーズのアイデアを元にプロジェクト化され、ダグ・ソープのデザインチームによって手がけられた。それまでの柔らかく曲線的なEタイプとは印象の異なるものとなったのだ。

シャープなエッヂに、リアには特徴的なフィン"フライング・バットレス"が付いたそのスタイリングには様々な意見が向けられた。しかし、XJ-S(後にマイナーチェンジで"XJS"となる)は1996年までに11万5413台が製造され、充分な人気を集めた。

アルミニウム製のV12エンジンはデザイン性においても素晴らしかったが、オーバーヒートの影響を受けやすい問題を抱えていた。信頼性抜群のルーカス製フューエル・インジェクションも合わさり、285bhp(0-100km/h 加速7.6秒)、143mphのパワーを発揮した。XJSは同等モデルクラスをリードする存在となった。

1980年にHE(High efficiently)エンジンが発表され、1983年には3.6リッター 6気筒エンジンが登場した。とは言っても、XJSで大事な要素はV12エンジンであることだ。

安いものも手に入るが、それは避けたほうが良い。もう少しお金を出せば、初期型のマニュアル車を手に入れられるはずだ。ジャガーの中でも突出した、エキサイティングなドライブを味わうことができるだろう。結局のところ、ジェントルマンに相応しいのは賢いV12エンジンなのだ。