真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央が出演し、好評となっているTOKYO MXのバラエティ番組『イケダンMAX』(毎週木曜 25:05〜25:35)。4月18日からスタートした同番組は東京ローカル・深夜帯にも関わらずTwitterでもトレンド入りしており、熱い視聴者が集まっている。

3月末には6人が同局のイベントに登場し、SNSでも大きな話題となった。『5時に夢中!』『バラいろダンディ』など尖った印象の番組も多い同局で、気になる”イケダン”メンバーがなぜ番組を始めることになったのか、そして今後どんな展開となっていくのか。哘誠(さそう まこと)プロデューサーに話を聞いた。

  • 『イケダンMAX』哘誠プロデューサー

    哘誠プロデューサー

■イベントの反響の大きさを感じた

――今回、どうしてこの番組が始まることになったんですか?

本当に色々な偶然と、タイミングでした。もともと、3月に「TOKYO MX FES.2019」というイベントを行う予定だったのですが、共通の知り合いを介してメンバーに会う機会があり、色々とやりたいことを聞いているうちに、「だったら、うちのイベントに出る?」という話になったんです。

――3月に行われたMXさんの改編説明会でも、伊達寛社長がイベントのことを話していて驚いたんです。そんなに反響があったんですか?

非常にありましたね。真田くんと阿部くん2人のイベント、と発表した時点で、1,000人のキャパシティに25,000人以上の応募があったので、すごさを実感しました。さらにチケットを買えなかった方たちからは、視聴者センターやサイトにたくさん問い合わせが来たので、当日の様子は番組配信アプリ「エムキャス」を使って無料で見れるようにはしたのですが、それにもかなり感謝の意見が届きました。これは「ここで終わるのはもったいない」と思って、次のステップとして番組を、という話になりました。

実は色々あって、偶然、番組枠があいていたんですよ。なので、最初から決まってたわけでもないですし、枠を押えてたわけでもありませんでした。4月に入ってから収録をしているので、進行がバタバタで、全然撮り溜められていません(笑)。

――偶然が重なったとはいえ、「このメンバーだったら番組ができる」という確信が持てたんですか?

とてもピュアで素直だし、一人一人が個性的で意見があり、自分たちが頑張ろうという気持ちを持った子たち。「彼らと一緒に仕事したい」と思いました。テレビ局は、頑張る人を応援しないといけないと思うんです。

  • 左から長妻怜央、真田佑馬、諸星翔希、阿部顕嵐、萩谷慧悟、森田美勇人 (提供:TOKYO MX+)

――みなさんすごく個性的ですよね。せっかくだから、一人一人の印象を教えてください。真田さんはどんな存在ですか?

完全に”兄貴”です。企画の会議でも、年の若い……具体的には長妻くんとかが(笑)はしゃぎすぎちゃったりするのを「ちゃんときいて」と、びしっと注意してくれます。番組ではむしろいじられキャラではあるんですが、おさえるところはちゃんとおさえるし、全体を見ている。イベントのときも、トークを回していましたし、アドリブ含めて、しゃべりがうまいなという印象がありました。

諸星くんは、いちばん男子校っぽい印象で、元気な、純粋な感じ。控え室でMXのアニメが流れてたりすると、普通に感想を言いながら見入ってます(笑)。

――おうちみたいですね。

そうなんです。お笑いキャラみたいなポジションになってますけど、それを作っているわけでもなくて、自然体です。

森田くんは、ファッションリーダーですし、プライベートの服装もかっこいいです。番宣で『バラいろダンディ』に出たときは、みんな私服だったんですが、他のメンバーにもアドバイスしていました。あまりしゃべらなそうに見えますけど、自分の考えを主張もしますし、芯を持っている。ダンスがすごく得意なので、そういう部分も見せる機会があればいいなと思います。

萩谷くんは、いちばん真面目でまっすぐな感じ。だから仮面ライダー(「舞台『仮面ライダー斬月』 -鎧武外伝-」出演)になったのかな?(笑) 私も舞台を観ましたけど、めちゃめちゃかっこよかったですよね。一方で、多趣味だし、多分MXのアニメを1番見てると思います(笑)。「家に帰ったらいつもMXをつけてます」と言っていたし、すごく詳しかったです。

――萩谷さんは、以前『仮面ライダー斬月』でインタビューしたときに、ちょっと陽気な印象もありました。

楽器もやっているし、明るいところがありますよね。