ローリングストーン誌が徹底調査、スマートスピーカーガイド決定版

AppleのHomePodからSonosのOneまで、ローリングストーン誌が最新のスマートスピーカーを徹底調査。自分にぴったりのモデルを見つけよう。

いま、テクノロジー関連でいちばんアツいジャンルがあるとしたら、それは人工知能(AppleのSiri、Google Assistant、AmazonのAlexaがその代表例)を搭載した音声コントロール対応のスマートスピーカーだ。待ちに待ったAppleのHomePodが米国で2018年2月に発売(日本での発売は未定)されたいまだからこそ、読者が自分にもっともふさわしいモデルを選べるよう、ローリングストーン誌が最新かつ最高のスマートスピーカーを試聴・評価した。オーディオマニアからリビングルームのサウンドシステムを使って充実した通話を楽しみたい人まで、自分の用途に合ったモデルを見つけてほしい。

Apple Homepod、279ドル(およそ3万円)
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Apple

Siriを搭載したApple待望のスマートスピーカーは最高の逸品であるだけでなく、7つの高周波ドライバと4インチ(およそ10センチ)のロングスロー ウーファーを搭載した改良版ミュージックプレイヤーでもある。とりわけ、同じサイズと価格帯のモデルと比較してもずば抜けて優秀だ。さらに、シームレスなユーザー体験の裏には、Appleらしい高度な技術が隠れている。HomePodを室内の好きな場所に設置するだけで、音響環境を自動で調整してくれるのだ。Apple Musicにしか対応していない、というシンプルさゆえのマイナス面はいかにもAppleらしい(Airplayを使えば普通のワイヤレススピーカーとして機能するので、他の音楽配信サービスも利用できる)。さらには、セットアップと機能をフル活用するにはiPhoneが必要なうえに、GoogleやAmazonのAIアシスタントと比べると、Siriにはまだ力不足なところがあるのも事実。

おすすめ機能:限りなくクリアで豊かななサウンドが室内に広がる。7つのホーン型ツイーターをリング状に下部に配置し、スピーカーの中心から上に向けて勢いよく音を放つパワフルなウーファーを採用することで、Appleはまったく新しいスピーカーをデザインした。SonosのOneと比べるとAIアシスタント機能は劣るかもしれないが、ミュージックプレイヤーとしての賢さは抜群で、最高の音質を実現するための小さくてパワフルなコンピューターと呼ぶにふさわしい。さらに、どのテクノロジー企業よりもプライバシーを重視するAppleのスマートスピーカーは、プライバシーが気になるユーザーでも安心して使える。いつも聞き耳を立てているマイクが内蔵されたデバイスとなると、プライバシーは重要だ。

結論:すでにAppleのデバイスをいくつも揃えていて、AIアシスタント機能よりも音質を重視する人にとってHomePodに勝るスピーカーはない。


Sonos One、$199ドル(およそ2万2000円)
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Sonos

15センチちょっとという大きさにも関わらず、SonosのOneは驚くほどしっかりした、フルレンジのサウンドを提供してくれる。その点はSonosのもっと大きなモデルとまったく変わらない。音声コントロール機能もばっちりだ。Amazonの最高傑作Alexaを搭載したデジタルアシスタント機能のおかげで、フィリップス ヒューの電球などの接続デバイスを制御し、ギターのチューニング方法も学習してくれる。話しかけるならAlexaではなく、Google Assistantのほうがいい、というユーザーも心配しないでほしい。実際、自然な話し言葉を理解する能力はGoogle Assistantのほうが上で、ユーザーの好みに応じてGoogleの人工知能にスイッチできるソフトウェアアップデートも近日中に予定されている。

おすすめ機能:ほぼすべての音楽配信サービスと、2種類のAIアシスタントに対応、というオープンさこそがSonos OneとAppleのHomePodの最大かつ唯一の違いだ。Sonos Oneは価格も手頃なので、いろいろな部屋での没入型の音楽体験が可能になるスタイリッシュでシームレスなモデルに手を出すのは絶好の機会だ。なんといっても、SonosがHomePod 1台の値段でSonos Oneが2台買えるキャンペーンを実施しているいまがチャンス。

結論:音楽ファンの多くにとってSonos Oneの価格、音質、ユーザビリティ、プラットフォームのオープンさは魅力だ。

Amazon Echo Spot、$130ドル(およそ1万4000円)
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極小サイズの丸いAmazon Echo Spotには、スクリーンという他のスピーカーにない機能がある。だから、夕食の支度をしながらAmazon Primeからグレイトフル・デッドの『Truckin Up to Buffalo』のライブ映像などが楽しめる。大きさ4センチ弱のスピーカーは超一流というわけではないけれど、簡単に他のデバイスとも接続できる。

おすすめの使用場所:キッチンやベッドサイドテーブル。


Amazon Echo Dot、50ドル(日本円でおよそ5500円)
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お気に入りのステレオはもう持っているけれど、流行りのスマートスピーカーの波にも乗ってみたい、という人におすすめなのがアイスホッケーのパックほどコンパクトなAmazon Echo Dotだ。最新鋭の人工知能を搭載したAmazon Echo Dotに話しかければ、お気に入りや繰り返し聴きたい曲をコントロールできるので、既存のサウンドシステムをアップグレードすることも可能。

単独使用:Amazon Echo Dotは単独でも十分使えるけれど、スマホ程度の音質以上は期待しないでほしい。

Google Home Max、399ドル(4万4000円)
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スマートスピーカーのなかでも抜群の賢さを誇るモデル。シンプルでエレガントなGoogle Home Maxには優秀な音声認識技術が搭載されているため、室内にいる人それぞれにぴったりの音楽が楽しめる。ネット上での販売価格は399ドル(4万4000円)。

最高のサウンド:今回紹介したなかでも最高レベル。とくに低周波のパワーがハンパない。