エニワンはこのほど、「昭和世代と平成世代の価値観」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は4月25日、20代および50代の社会人1,230名(20代550名、50代581名)を対象にインターネットで行われた。

  • 働き方に対する意識

    働き方に対する意識

昭和を代表する50代に対し、「あなたの20代のときの働き方を教えてください」と質問したところ、「残業も顧みず働けるだけ働いていた」(57.7%)が最も多く、次いで「残業はそこそこに仕事が終わったら帰っていた」(33.6%)、「定時きっかりに帰っていた」(7.6%)と続いた。

一方、平成を代表する20代の「現在の働き方」は、「残業はそこそこに仕事が終わったら帰る」(49.6%)が最も多く、次いで「定時きっかりに帰っている」(28.0%)、「残業も顧みず働けるだけ働く」(19.8%)という結果に。この数十年で、残業に対する考え方から時間の使い方に至るまで、大きく変化したことがわかった。

  • 飲みニケーションや交流に対する意識

    飲みニケーションや交流に対する意識

続いて、「会社の飲み会、上司や部下との飲み二ケーションや休日の交流」について教えてもらったところ、両世代ともに「積極的ではないが参加する」(20代47.9%、50代51.5%)が最多に。次いで「参加しない」(同24.6%、21.0%)、「積極的に参加する」(同16.4%、15.4%)、「参加はするがすぐに帰る」(同11.1%、12.0%)と続き、飲み二ケーションに関しては、世代間のギャップはほとんど見られなかった。

一方、「仕事とプライベートとどちらを優先させますか?」という質問に対しては、「プライベートを優先する」と回答した割合が50代で59.9%だったのに対し、20代は78.5%と8割近くを占める結果に。働き方に関する考え方には、世代間のギャップがあることがわかった。

  • 家について重要であると思うもの

    家について重要であると思うもの

次に、「一緒に過ごす時間で優先させるのは誰ですか?」と尋ねたところ、両世代ともに「家族」が最多に。そこで、家族と過ごす場所である「家」について重要であると思うものを教えてもらったところ、両世代ともに「間取り」(同48.6%、43.2%)、「耐久性・耐震性」(同27.5%、36.2%)が上位となり、平成の時代は災害が多く印象に残り、そうした世相が反映されていることが伺える結果となった。