JR西日本岡山支社は9日、福山駅北口・南口にそれぞれ愛称を設定したと発表した。北口は「福山城口」、南口は「ばら公園口」となる。

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福山駅北口・南口への愛称の設定は、福山市が推進する福山城築城400年関連事業の一環として、「ふくやま・新幹線活性化協議会」とJR西日本との協働により実施される。今年1~2月にかけて愛称の案を公募し、3,000件を超える応募の中から選考委員会の選考を経て決定した。

北口の愛称「福山城口」は、観光名所である福山城へのアクセスがよりわかりやすくなり、旅行者に便利で、地元利用者にもより愛着を持ってもらえるとして選ばれた。公募でも、北口については福山城に関連した案が最も多かったという。

南口の愛称「ばら公園口」は、福山駅南側にある観光名所「ばら公園」へのアクセスが明確になるとして選定された。バラは福山市の「市の花」でもあり、公募でも南口はバラ関連した案が最も多かったという。

決定した愛称は今年夏頃から、福山駅構内の案内表示やJR西日本公式サイト内での案内標記に使用する予定。駅構内の案内表示は今後も愛称と正式名を併記する。