日本電信電話(NTT)は、7月1日付けで100%子会社(資本金:1億円)で、企業の健康診断時に希望する従業員に対して、健康診断情報とゲノム情報等を加味して、個人ごとの疾患にかかる傾向や体質に応じた生活習慣の改善方法などの助言を行う新会社「NTTライフサイエンス株式会社」を設立すると発表した。

AI分析やセキュアな情報管理技術、統計分析を行う秘密計算技術など、NTTグループの技術を活用して、本分野で新たな価値を提供するとしている。

新会社では、新たな研究成果が生まれた際にプッシュ型で都度本人への情報提供を行うことで、継続的な健康情報の提供と持続的な健康増進・予防活動をフォローアップするサービスの提供をめざすという。

  • 新会社の役割

このサービスは生活習慣病などのリスクが高まる中高年世代だけでなく、早期に自らの体質を知ることによって疾病予備群になる前に健康を意識した生活を考える機会を提供し、体質に応じた定期的な健康診断受診に繋げる。

当面は、企画会社として体質診断サービスの開発、健診機関との連携を進め、2020年度にはNTTグループで実施している健康診断においてトライアルを行う予定だという。