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【この記事のエキスパート】
生活コラムニスト:ももせいづみ

生活コラムニスト:ももせいづみ

暮らし、ライフスタイルを主なテーマとするコラムニスト。

日々の暮らしから生まれるコラム、忙しくてもゆるりと楽しく暮らすためのアイデア、時短レシピ、生き方のアドバイスは男女問わず幅広い世代から支持を集めている。

新商品や話題の家電、生活用品などのヒット予測、使用分析にも強い。「願い事手帖の作り方」「スープジャーレシピ」など著書多数。


モロッコ生まれの調理器具「タジン鍋」。水を使わずヘルシーかつおいしく調理できるため、素材の味にこだわりたい方やダイエットをしている方に人気です。この記事ではタジン鍋の選び方とおすすめ商品をご紹介。人気のル・クルーゼやストウブ、ハリオのタジン鍋などをピックアップしています。

タジン鍋はなぜ人気?
タジン鍋の特徴と魅力

タジン鍋は、モロッコ(アフリカ北西部)発祥の調理器具で、とんがり帽子のような形のフタが特徴的な鍋です。調理方法は、いたって簡単で具材をいれて火にかけるだけ。大量の野菜を投入しても、蒸せばやわらかくなって見かけの量がかなり減るため、たくさん野菜が食べられます。

また、肉や野菜の水分だけでつくる無水料理で素材のうまみが凝縮されるだけでなく、油も少なくて済むということで、タジン鍋料理はヘルシーな料理として国内外で人気が高まっています。健康志向の方ならば、ぜひ一度は試してみたい鍋かもしれません!

素材や大きさをチェック!
タジン鍋の選び方

生活コラムニストのももせ いづみさんへの取材をもとに、タジン鍋を選ぶときのポイントを紹介します!ポイントは以下の6つです。

【1】熱源
【2】フタの素材と形状
【3】サイズ
【4】重さ
【5】食器としての活用が可能か
【6】フッ素加工されているか

上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。

【1】使用する熱源に対応した鍋を選ぼう

【エキスパートのコメント】

本場モロッコで作られるタジン料理は、素焼きの鍋を直火にかけて作ります。素焼きはとても割れやすいので、ごく弱火で調理するのが特徴。高温の直火にかけると割れてしまうこともあり、火加減がとても重要です。

こうした背景もあり、日本で売られている鍋本体の素材は、割れにくく火加減の調整が必要ない、耐熱陶器、アルミ、鋳物製が主体で、直火、IH、オーブン、レンジなどさまざまな熱源に対応したものがあります。

気をつけたいのが、IH対応のものはレンジ不可ということ。どんな熱源で使いたいのかによって、選ぶ商品も違ってきます。使いたい熱源に合う商品を選びましょう。

【2】フタの素材と形状選びも大切なポイント

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

独特のとんがり帽子のような形状のフタが、タジン鍋の大きな特徴。土鍋のように蒸気を逃す穴は開いていません。この形状により、調理によって生じた蒸気が対流して、素材そのものの水分で蒸し料理のようなヘルシーな調理ができるのです。

素材の多くは陶器で、重くて中が見えないという欠点もありますが、調理の様子がよく見えるガラス製や、軽くて折り畳めるシリコン製のものもあります。

タジン料理の裏技として、フタの取っ手の穴に氷を置くことで、中の蒸気の発生を促すという方法も。試してみたい人は、取っ手の穴が大きめのものを選ぶのがコツです。

【3】調理時も保管時もサイズは重要!

出典:Amazon

【エキスパートのコメント】

タジン鍋は浅いので、あまり多くの素材が入りません。

鍋のサイズが20cm前後のものは、1人または2人分のおかずができる目安と考えるといいでしょう。家族用に使うなら、26cm前後のものを。パーティーなどの大人数で華やかに使うなら、32cmサイズもあります。

ただし、大きくなると保管場所を取ることを忘れないようにしましょう。タジン鍋のフタは高さがあり、ほかの鍋と重ねることもできないので、かなりの場所を取ります。張り切って大きなものを買ったけれど、置き場所がなくて棚にしまいこんだまま、使わなくなってしまったなんていう話もあります。サイズはよく吟味(ぎんみ)して買いましょう。

【4】テーブル移動の際は重さが大きなポイントに

【エキスパートのコメント】

タジン鍋の大きな魅力は、調理したらそのままテーブルに運んで、食器としても使えることです。フタを開けたときに立ち上る蒸気も、テーブルを囲む人たちにすてきな高揚感をもたらしてくれます。

つまり、タジン鍋は熱源からテーブルにフタをしたまま運ばれることを前提とする調理器具です。このため、重さは大きなポイントになってきます。

鋳物製の鍋に陶器のフタの組み合わせは、大きくなると女性にはかなりの重量感となりますので、場合によってはテーブル調理で使ってみるというのもいいかもしれません。フタも熱くなりますので、開けるときにグローブが必要なことも。滑らないよう、取っ手の形状もよく吟味しましょう。

【5】食器としての活用を踏まえて選ぼう

出典:Amazon

お試しウッドチップ付き!付属の金網をセットして、燻製も楽しめます。

【エキスパートのコメント】

タジン鍋は調理器具というよりは、調理ができる食器といえるほど、そのデザインや色合いは食卓で大きな意味をもっています。日常使いで実用を重視するなら、丈夫でシンプルなものを。食卓のちょっとしたスパイスにしたいなら、個性的な色や柄を選びましょう。

「タジン料理」と大げさに考えず、鍋の部分だけをお皿代わりに使ったり、フタも食卓での保温用に活用したりするなど、応用して楽しく使いこなしましょう。

【6】フッ素加工のされた鍋は、お手入れがかんたん

タジン鍋は、水を用いずに調理ができるという利便性がある反面、慣れるまでは火加減の調整が難しい傾向があります。フッ素加工が施されている鍋を選ぶことによって、焦げつきを防ぎ、日々の手入れも簡単にしやすくなるでしょう。

生活コラムニストからのアドバイス

【エキスパートのコメント】

蒸気を対流させるだけなら、土鍋のフタの蒸気穴を塞いで代用したり、シリコンスチーマーでのレンジ調理などで代用したりすることもできるという人もいます。

しかし、タジン料理の1番の醍醐味は、この愛らしいデザインのお鍋が食卓に並ぶという楽しさです。 難しいレシピでなくても、野菜やきのこなどを並べて火にかけるだけのシンプルな調理で十分です。

お皿に並べるだけでは寂しく見える料理も、タジン鍋で調理して、そのまま食卓でパッとフタを開けて蒸気が立ち上れば極上のごちそうに。

簡単だけれどしあわせな時間を演出してくれるタジン鍋。ぜひお気に入りをみつけて、食卓を楽しく演出してくださいね。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)