【キーボーディストが選ぶ】電子キーボードのおすすめ商品6選|多彩な機能に注目!

【この記事のエキスパート】

サウンドクリエーター / キーボーディスト:内藤 朗

サウンドクリエーター / キーボーディスト:内藤 朗

キーボーディスト、シンセサイザープログラマー、サウンドクリエーターなど様々な側面を持ち、作編曲からレコーディング制作、ライブ演奏など多方面で活動中。

S.E.N.Sのレコーディングサポート、安部OHJIプロジェクトでのレコーディング、ライブなどから、JAFのキャンペーン曲製作等、その活動の幅は多岐に渡る。

有限会社FOMIS代表取締役、一般社団法人日本シンセサイザープロフェッショナルアーツ(JSPA)正会員、MIDI検定指導研究会委員。


これから音楽を始めたいと考えている方に選んでいただきたい楽器と言えば、電子キーボード! 多種多様な機能のある、目的に合った商品を選びたいものです。そこで、今回はキーボーディストの内藤 朗さんへの取材のもと、電子キーボードの選び方のポイントや各商品の特徴をふまえたおすすめ商品についてご紹介します。

電子キーボードの選び方|キーボーディストの内藤 朗さんに聞く

キーボーディスト・内藤 朗さんに、電子キーボードを選ぶときのポイントを5つ教えてもらいました。

具体的な購入目的を明確にする

【エキスパートのコメント】

いざ電子キーボードを購入すると決めたら、まずは「何がしたいのか」「何のために必要なのか」など、目的をできるかぎり明確にしておくことが重要です。目的が明確であれば、より合致したものを選ぶことができるでしょう。

たとえば、音楽教室のレッスンなどのための自宅練習用であれば、鍵盤のサイズや鍵盤数などを優先して検討するのがよいですし、趣味でヒットソングなどの演奏をひとりで楽しみたいのであれば、自動伴奏機能などの付加機能を優先して検討するほうがよいでしょう。

88弦? 76弦? 鍵盤の数と大きさは、目的や用途に応じて選ぶ

【エキスパートのコメント】

演奏するうえで一番肝心なのは、鍵盤の数や大きさです。鍵盤数は約3オクターブ(37鍵前後)、約5オクターブ(61鍵)、約6オクターブ(76鍵)など、演奏音域の広さに違いがあります。ちなみに生ピアノの鍵盤数は、現在ほとんどが88鍵です。

鍵盤サイズ(鍵盤自体の大きさ)は、生ピアノと同じ大きさの標準鍵盤タイプ、ミニ鍵盤タイプがあります。

自宅でのレッスン用であれば、61鍵以上で標準鍵盤のモデルがおすすめです。充分な演奏音域が確保できますし、両手でしっかり演奏したい方にも適しています。自宅以外でも使用する場合は、ミニ鍵盤サイズのものがおすすめです。鍵盤数にもよりますが、気軽に外に持ち出せます。

KORG(コルグ)『STAGE VINTAGE PIANO(ステージ・ビンテージ・ピアノ)(SV1-88)』:

出典:Amazon

ピアノと同じ88鍵の鍵盤数で、自宅でレッスンのおさらいをするのにもぴったりです。

実際に試奏して、内蔵音色や鍵盤のタッチをチェック

【エキスパートのコメント】

電子キーボードの場合は、見た目はピアノ鍵盤と同じ形状をしている場合もありますが、ほとんどの商品がオルガンと同じタッチの鍵盤です。ピアノのタッチ感との違いほどではないものの、実際に弾いてみると機種によってタッチ感が異なるのに気がつくと思います。鍵盤タッチは良し悪しというよりは、実際に試奏してみて自分の弾きやすさで選びたいところです。

また、内蔵音色も最近のモデルはどれも豊富な音色を装備していますが、音の質感はメーカーごとに特徴が現れます。ピアノの音色をはじめ、よく使用する音色をそれぞれで弾き比べて、より自分の好みの音色のモデルを選ぶとよいでしょう。

KORG(コルグ)『PROFESSIONAL ARRANGER(プロフェッショナル・アレンジャー)(Pa700)』:

出典:Amazon

1700もの音色数で、さまざまな楽曲の演奏を楽しめます。

自動伴奏機能、演奏支援機能など付加機能の有無

【エキスパートのコメント】

ピアノの音色でシンプルに曲を演奏するのもひとつの楽しみ方ですが、オリジナル曲をひとりで弾き語りしたり、ヒット曲を伴奏つきで楽しんだりしたいときなどには、ドラムやベースをはじめとしたさまざまな楽器の演奏がバックにあるといっそう楽しさが増すでしょう。

電子キーボードには、ジャズやロック、EDMなどのリズムが内蔵されていたり、コードや鍵盤などを押さえると、それに見合ったバッキング(伴奏)を自動演奏してくれたりなど、演奏支援機能を内蔵しているモデルが多くあります。これらの機能はメーカーよって異なりますし、同一メーカーの製品ラインナップによっても内蔵数や有無が異なりますので、充分にチェックしましょう。

YAMAHA(ヤマハ)『PORTATONE(ポータトーン)(EZ-J220)』:

出典:Amazon

鍵盤が光って演奏をサポートしてくれます。

付属品の有無やオプションなども忘れずに

【エキスパートのコメント】

電子キーボードはACアダプター以外に乾電池で動作するものが多く、商品によってはACアダプターは別売となっている場合があります。自宅で長時間使用するような場合には、乾電池よりはACアダプターを使用したほうが安定した動作が得られますし、経済的です。最初にACアダプターが付属しているのかどうかを確認しておくとよいでしょう。

また、商品によっては楽曲の演奏データなどさまざまなコンテンツを本体に読み込んで、カラオケ的な使い方ができるものもありますが、最初から付属するものとオプションで別売になるものもあります。これらについてもあらかじめ確認しておくと、初期導入費用の予算見積の目安になります。

ここもチェック! 電子キーボードを選ぶポイント

電子キーボードを選ぶときに、知っておくとよいほかのポイントをご紹介します。

持ち運ぶなら重量をチェック

路上や音楽教室などで演奏するために持ち運びたい、という方も多いと思います。持ち運びが多い方には、重さ4kg程度の61鍵盤か、それ以下の鍵盤数の電子キーボードが向いています。

目安として76鍵盤は7kg、88鍵盤は10kg程度とかなり重たく、キーボードケースの重さも加味すると持ち運びがかなりたいへんになります。特に88鍵盤は安全のためにも、大人ふたりで持ち運ぶ必要がありあすので、この点も考慮に入れて選ぶとよいでしょう。

CASIO(カシオ)『32ミニ鍵盤 電子キーボード(SA-46)』:

出典:Amazon

約1.0kgという軽量なので、持ち運びにもぴったりです。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)