全日本空輸(ANA)が5月24日から東京(成田)−ハワイ(ホノルル)線に投入する世界最大の大型旅客機A380型機の内部が公開された。

  • ANAがハワイ線に投入する「空飛ぶウミガメ」、A380型の機内公開

    A380型機の機内が公開

総2階建ての機内は、1階席は全てエコノミークラスで383席、2階席はファーストクラス8席、ビジネスクラス56席、プレミアムエコノミー73席の計520席仕様となっており、日本の航空会社としては初めての採用となる「カウチシート」やドア付きの個室型ファーストクラスなどが用意される。

  • ハワイ路線に導入するA380「FLYING HONU」

座席に用意されるモニターには、A380型機「FLYING HONU」専用デザインとしてハワイを感じる仕様になっており、機内のエンターテインメントを楽しめる工夫がなされている。

  • ハワイを感じる専用デザイン

エコノミークラスのシートは最新の薄型シートが採用され、2種類のファブリックで明るい演出がなされている。モニターは13.3インチとエコノミークラスとしては世界最大のタッチパネル式パーソナルモニターが備え付けられている。また3~4席をベットのように使えるカウチシート「ANA COUCHii」は追加料金で利用でき、ブランケットとシーツマット、枕が用意される。

  • 1階席は全てエコノミークラス

  • ベットのように使える「ANA COUCHii」

プレミアムエコノミーは、ゆとりのある38インチのシートピッチで15.6インチの大型モニターが用意される。機内食はANAでは初となるプレミアムエコノミー専用メニューが提供される。

  • 2階席のプレミアムエコノミー

  • プレミアムエコノミー専用の機内食

ビジネスクラスは、通路へのアクセスが直接可能でフルフラットシートとなっており、フライトを快適に過ごせる。中央席と通路を挟んだ一部座席では、仕切りを下ろすとペアシートなる仕様。寝具は東京西川のヘッドパットに、丸八プロダクトの羽毛を使用した掛け布団となっている。

  • 18インチの大型モニターを備えるビジネスクラス

  • 仕切りを下ろすとペアシートになる

ファーストクラスは、日本初となるドア付きの個室型シート。モニターは32インチの大型液晶ワイドスクリーンを採用し、大型のテーブルが設置されている。左右の読書灯と食事灯を備え、ジャケット収納が可能なクローゼットや複数の小物入れなど収納スペースが多く用意されている。

  • ファーストクラスはドア付きの個室型シート

  • 大型のテーブルに食事灯も備える

機内では「FLYING HONU」の限定品の販売も行われ、ぬいぐるみやプレーンモデルなどがラインナップされている。

  • 機内限定発売の「HONUぬいぐるみ」(税込3,000円)