ITサポートエンジニアがおすすめする外付けHDD5選|効率的なバックアップを

【この記事のエキスパート】

九州インターワークス代表者/IT環境保守リペアラー:古賀 竜一

九州インターワークス代表者/IT環境保守リペアラー:古賀 竜一

中小企業庁 ミラサポ専門家派遣 登録専門家。

ITサポートエンジニアとして2002年に創業しこれまでに数多くのサポート実績があります。

オーダーPCの製作をはじめ、コンピューター端末・周辺機器などのハードウェア、IT環境保守が専門です。

個人、事業所問わず提案型技術アドバイザーとしてIT環境のリプレース、リペアを数多く成功させています。

メディアへの記事監修協力、IT記事寄稿なども行っています。


TV番組をたくさん録画したい、PCの容量が足りない、データのバックアップを取っておきたい! そんなときにおすすめなのがデータを保存するために使う外付けのHDD(ハードディスクドライブ)です。メーカ、容量や規格の違いなど、自分の使い方にあった製品を選ぶには、気をつけなければいけないポイントがたくさんあります。
今回は、ITサポートエンジニアの古賀竜一さんへの取材をもとに、外付けHDDを選ぶポイントとおすすめの商品をご紹介します。

外付けHDDの選び方|ITサポートエンジニアに聞く

ITサポートエンジニアの古賀竜一さんに、外付けHDDを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。

HDD表記など信頼性の高いものを選ぶ

【エキスパートのコメント】

HDDは機械ですので、どの機種、どのメーカーのものでも故障は避けられません。信頼性については評価が難しいですが、少しでも信頼に足る要素があれば、選択の指標として参考にするといいでしょう。
特に、内部に使用しているHDDメーカーが表記されているものは信頼性が高くなるといえます。

また、新機能追加や不具合の解消を目的として行われるファームウェアの更新が、頻繁に行われていないものの方が安定していると考えられますので、その点もチェックしておきましょう。

Logitec(ロジテック)『LHD-ENシリーズ LHD-ENA』:

出典:Amazon

採用しているHDDメーカーの表記があり信頼性が高い!

製品にコストをかけているシンプルなものを選ぶ

【エキスパートのコメント】

やたら多機能であったり、付属のユーティリティーソフトウェアが多いと得をした気分になるかもしれませんが、これらがかえってトラブルの原因や不安定要素になることがあります。

できれば構造はシンプルで、余計なソフトウェアが付属していないほうが、しっかりと製品にコストをかけいる商品だと言えます。そのため、スタンダードでシンプルなものを選ぶこともポイントです。

I-O DATA(アイ・オー・データ)『Western Digital(ウェスタン・デジタル)WD Elements Desktop WDBBKG HBK-JESN』:

出典:Amazon

シンプルな構造で安定。

使用条件と合う特長をもつものを選ぶ

【エキスパートのコメント】

使用する用途によっては、この部分だけは譲れないという選択要素があると思います。
たとえば、静音性や耐衝撃性、サイズなどです。そのような場合は、各製品で最もアピールしている特長と求める要素が合致するものを選ぶとよいでしょう。

使えればどれでもいいという選び方をしてしまうと、用途によってはその利用環境に合わないおそれがあります。使用条件があれば、できるだけそれに沿ったものを選びましょう。

ここもチェック! 外付けHDDを選ぶポイント

外付けHDDを選ぶときに、ほかに気をつけるといい・知っておくといいポイントを紹介します。

用途にあった容量はどれくらいか

外付けHDDの使用目的は使う方によってさまざまなもの。大量に動画や写真を保存したい方やテレビとつないで録画したい方、ゲームの容量拡張に利用したい…など希望が異なりますね。
そこで、それぞれの目的ごとにおすすめの容量がどれくらいかを見ていきます。

CASE1. 普段は動画をストリーミングで観るくらい

普段は動画をストリーミングで観るくらいというライトユーザーの方は、1TB~2TBほどの容量を選ぶといいでしょう。

外付けHDD購入の際にチェックしておくといいのは使用しているPCの容量。この2倍ほどのものを選んでおくと余裕があり、PCにトラブルがあってシステム全体のバックアップが必要となっても対応できます。

CASE2. 画像や動画を大量に保存したい!

画像や動画を大量に保存したい! という方は4TB以上のものを選ぶと安心です。容量が大きければ安心で、表示の速さなどストレスも軽減できます。

高精細な写真や動画はファイル容量がとても大きくなります。容量が大きいとその分金額も高くなりますが、ヘビーユーザーの場合はやはり大きなものを購入しましょう。

CASE3. テレビに繋いで録画したい!

◆見たら消す派◆
PCデータのバックアップとしてだけでなく、外付けHDDをテレビやレコーダーにつないで録画用として使用したいという方もいるでしょう。録画した番組を見たら消す、という方は容量1TBほどのものでもいいでしょう。

標準画質で録画する場合、1TBでは地上波の番組であれば約120時間、BSデジタル放送であれば約90時間の録画が可能といわれています(録画番組などによって多少の上下あり)。
1週間撮りだめた番組を観た後に消すのであれば、1TBでも充分でしょう。家族で共有する、という場合はもう少し容量が大きいものを選ぶのがおすすめです。

◆録りだめしたい派◆
録った番組を観た後に消す、というのでなくずっと保存しておきたい! そのような方は4TB以上などできるだけ大容量のものを選びましょう。テレビやレコーダーでは、一度に接続できるHDDの数が決まっているからです。

容量が少ないものだと、保存できる容量にすぐ達してしまい、数多くのHDDが必要になってしまいます。そうなれば、他のHDDに接続しなおす作業が必要になったり、どのHDDに観たいものが入っているのかを確認したりする作業が必要になります。
あらかじめ容量の大きなものを購入しましょう。

【注意:パソコン用とテレビ録画用は併用できないものもあります】
外付けHDDにはPC用のものとテレビ録画用があります。録画用のものをPCで使うことは可能で、PC用のものを家電機器で使用することも可能です。

しかし、PC用のものをテレビの録画のために使用する場合、機器との相性によっては使えないこともあります。テレビ録画用として使用したい場合はテレビ録画対応のものを購入するといいでしょう。「テレビ録画専用」という商品もあります。

CASE4. ゲーム機の容量拡張に使いたい!

ゲーム機の容量拡張のために外付けHDDを使用したいという場合、3TB~4TB程度のものを選ぶといいでしょう。ゲーム機に対応しているメーカーのWebサイトを確認し、欲しい容量のものを選びましょう。
プレイ中のゲームタイトルが多い場合、容量の大きなものを選んでおくと比較的ストレスも少なくなります。

連続使用時間に対する耐久性はどうか

外付けHDDを購入する際に考慮すべきポイントとして耐久性があげられます。
テレビ録画用として使用する場合は、テレビをつけていなくても24時間稼働する商品もあります。使用時間が長くなりますので、耐久性の高いものを選ぶと安心でしょう。快適な録画環境を整えておきたいですね。

転送速度に影響するUSB規格

外付けHDDにはUSB規格があります。USB2.0やUSB3.0と表記されており、3.0の方が転送速度が速くなります。理論上では2.0と比較して3.0は10倍の転送速度となるといわれています。
実際に比べてみると、外付けHDDをUSB2.0からUSB3.0に変更すると4倍ほどの転送速度となるようです。できればUSB3.0のものを選びたいですね。

サイズ・重量は用途から決める

据え置き型の外付けHDDはスペースを確保しているのでサイズや重量は気になりませんが、持ち運びするポータブル型の場合、サイズや重量は考慮すべきポイントとなります。
自分の使用するカバンのサイズと照らし合わせてみて、あまりに大きかったり重かったりするとストレスとなります。なるべく小型で軽いものを選びましょう。

OSへの対応を確認する

使用しているPCをWindowsからMacに変えたら外付けHDDが使用できない……。そんな場合もあります。このようなときは、再フォーマットが必要となってきます。しかしWindows・Macともに使用できるフォーマット形式もあるので、その型式のHDDを購入するのもひとつです。

テレビやレコーダーとの相性

液晶テレビやレコーダーとの相性というものもあります。基本的にどの機種の使用も可能ですが、ポータブル型の場合は電力不足となることもあります。
テレビやレコーダーのメーカーサイトをチェックし、メーカーが動作確認をした外付けHDDを選ぶといいでしょう。特にテレビ録画用として利用したい場合は事前に確認しておくことをおすすめします。

セキュリティを確認する

外付けHDDのセキュリティというと、情報漏洩に関係する重要なポイントです。セキュリティの高い外付けHDDである場合、暗号化されてデータが保管されるため、情報漏洩のリスクを低減できます。
盗難されてデータが流出……などということは避けたいもの。セキュリティ対策のとられている外付けHDDを選びましょう。

電源のタイプ|バスパワー・セルフパワー

ポータブル型の外付けHDDの場合、電源はPCから取るバスパワー方式。据え置き型はコンセントから電力を取るセルフパワー方式です。

バスパワー方式で省電力をうたっているノートPCやタブレットの場合、充分に電力が供給できない「電力不足」という問題が生じることがあります。
省電力PCやタブレットを使用する場合はセルフパワーの商品の方が安心です。

使途によってデザインも考慮

外付けHDDの役割はデータ保存ですが、せっかく購入するのであればデザイン性も重視したいもの。据え置き型であればインテリアにマッチしたもの、ポータブル型であれば自分好みの色やサイズ・形状を選びたいものです。

特にポータブル型はさまざまなカラー・形状のバリエーションがあります。自分好みのデザインのものを選びましょう。

NAS対応の有無

「NAS」とはNetwork Attached Storageの略で「ナス」と読み、ネットワークに接続して利用することができるハードディスクのことです。NASはいつでもファイルの共有を行えることが特長です。

家族間でデータを共有したい、複数の機器で使用したいという場合には、NAS対応のものを選びましょう。ネットワークにつながっている機器すべてのバックアップ用のHDDとしても使用できます。

価格は求める機能や容量と釣り合っているか

外付けHDDの購入では、自分の希望する用途に応じた商品を選ぶ必要がありますが、求める機能や容量が価格と釣り合っているかを検討することも大切です。
セキュリティ対策も確認したうえで、コストパフォーマンスの高い商品を選びましょう!

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)