【スポーツトレーナーに聞く】ランニングシューズおすすめ5選|選び方も解説

【この記事のエキスパート】

日本成人病予防協会認定講師、全米エクササイズ&スポーツトレーナー:内田 英利

日本成人病予防協会認定講師、全米エクササイズ&スポーツトレーナー:内田 英利

1971年生まれ。茨城県出身。日本大学卒業後、立命館大学に進学。立命館大学在学中に運動生理学などを学び、その後、米国の栄養学修士課程を経る。

現在は、女性や高齢者向けの生活習慣病予防プログラムの開発、フィットネストレーナーの育成、生涯フィットネスに関する講演や運動指導などを行う。

健康管理士一般指導員、健康運動指導士、京都造形芸術大学非常勤講師。

大相撲の貴乃花親方との共同開発プログラム「シコアサイズ」を販売。

株式会社フィットネス・ゼロ代表取締役。パーソナル・フィットネススタジオ「コア・フォレスト」運営責任者。フルマラソン歴18年。ベストタイムは2 時間45 分01 秒。


全米エクササイズ&スポーツトレーナーの内田英利(ひでとし)さんへの取材をもとに、ランニングシューズの選び方とおすすめ商品をご紹介していきます。健康・体調管理のために、ランニングなどを日課にしている人にとって、どのようなランニングシューズを選ぶかはとても重要です。また、動きやすいランニングシューズは、足のサイズだけでなく、走り方の特徴やバランスの取り方によっても一人ひとりで違うでしょう。本記事を参考に、ぜひ自分に最適なランニングシューズを見つけてください。

ランニングシューズの選び方|スポーツトレーナーに聞きました

全米エクササイズ&スポーツトレーナーの内田英利さんに、ランニングシューズを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。

4つの構造を理解して選ぶ!

【エキスパートのコメント】

一般に販売されているシューズは、アッパー・インソール・ミッドソール・アウトソールの4つの構造から成り立ちます。

足のフィット感そのものに直結し、シューズの上部を覆うアッパー。素材と構造がクッション性の優劣をもたらすミッドソール。

購入したシューズをカスタムメイドできて、唯一取り外しが簡単にできるインソール。そして地面をしっかりと捉え、次の一歩を踏み出すサポート役となる靴底部分のアウトソール。この主要構造があることを覚えておくだけでも、シューズ選びにとても便利です。

スピードを求める方は、アッパーの足指の曲げ伸ばしや体重をコントロールしてくれる機能を重視するとよいでしょう。また、まずはフルマラソンの完走を目指すという方は、他の部位よりも消耗が激しいアウトソールに、柔軟性やクッション性がすぐれたクレープソール(天然ゴム使用)を選ぶとよいでしょう。

MIZUNO(ミズノ)『ウエーブシャドウ2(ランニング)』:

出典:Amazon

ランニング初心者におすすめの一足。

走力や走り方でシューズを選ぶ!

【エキスパートのコメント】

ミッドソールやアウトソールが厚いシューズは、クッション性がすぐれていて、けがをしにくく重量感があるため、ランニング初心者に向いています。慣れてきたら今度は、地面をしっかりと捉えて、ソール全体が薄く軽量化されたシューズを選ぶとよいでしょう。

最近のスニーカーは、素材やシューズそのものの構造が進化しており、ソール全体が薄くても衝撃を吸収しやすく、厚くても反発力にすぐれているものが開発・販売されています。

選ぶ際には、たとえば「海外のランナーのようなスピードを上げた高速走法に切り替えたいから、フォアフット(前足部)が丈夫なものを選ぼう!」「タイムは関係なく、ゆっくりペースで長い距離を走りたいから、かかとからしっかり着けるようにヒールが厚くクッション性にすぐれたものを買おう!」など、感じる”足感”が大切です。

怪我のリスクを考えて選ぶ!

【エキスパートのコメント】

ランニング中に見られる動きのひとつに、かかとの外側から着地した後、内側に足首をひねるという動きがあります。この動きは、二足歩行能力が備わっている私たち人間には、必ず伴う足首の動きで、プロネーションといいます。

ただし、過度に内側に足首をひねると、「オーバープロネーション」という怪我に繋がります。また、足を地面に着いた直後、足の小指側へ過度に圧をかけてひねってしまう「内反捻挫」という足首に多く見られる怪我にもつながります。

一度、店頭でオーバープロネーション・アンダープロネーション(プロネーションがほとんど行われない)・ニュートラルプロネーション(オーバープロネーションとアンダープロネーションの中間)を見てもらってから、サポートするシューズを選択するのもいいでしょう。

さらに、つま先とかかとの厚みの差である「ドロップ」という部分は、大抵がベアフット状態(0㎜)から急傾斜(12㎜)となり、これが急傾斜になればなるほど、着地したとき前に進む力の誘導が働き、ふくらはぎやアキレス腱への負担が比較的小さくなります。

さまざまな怪我の要因も、メーカーのすぐれた技術力がカバーしてくれるでしょう。シューズ専門店の店員に詳しく尋ねるなどして、怪我をしないシューズを選ぶとよいでしょう。

ナイキジャパン『NIKE(ナイキ)エア ズーム ストラクチャー 22』:

出典:Amazon

安定した足の動きを実現。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)