16日から放送される連続ドラマ「パーフェクトワールド」第1話のワンシーン=関西テレビ提供

 俳優の松坂桃李さんが主演を務める連続ドラマ「パーフェクトワールド」(カンテレ・フジテレビ系、火曜午後9時)が16日、スタートする。有賀リエさんのマンガ「パーフェクトワールド」が原作で、大学時代に事故に遭い、脊髄(せきずい)損傷で下半身不随になった建築士・鮎川樹(松坂さん)と、高校時代の同級生・川奈つぐみ(山本美月さん)との純粋なラブストーリーが描かれる。主演の松坂さんが、車椅子での演技で意識していることや見どころなどを語った。

 松坂さんは、物語について「“夢だけで恋愛はできない”ということを、この作品はすごく伝えていると思います。学生時代の恋愛とは違った恋愛ドラマなので、特に働いている大人のカップルの方に見てほしい。乗り越えなければいけない障害って、大人が恋愛すると結構いろいろ出てくると思うんです。相手のことだけでなく、その先だったり、周りだったり。相手が今抱えているものを考えなくてはいけない、考えざるを得ない。今回は車椅子という形で伝えていますが、それだけではないと思います。この作品が、そういう方々にとっての励みとなり、何か乗り越えるきっかけになるドラマになれば、一番すてきだと思います」とコメントしている。

 車椅子生活を送る樹を演じるにあたり、意識していることについては「“できないことはできない”という自分を受け止めることです。車椅子になってしまってから、自分ではできないことがあって、それを受け止めて、どこで線引きしてしまっているのかということは、結構大事だと思うんです。それによって人との距離感が変わってくると思うので。その空気感は大事にしたいです」と語っている。

 さらに、「主人公が車椅子生活を送っている設定ではありますが、物語の軸としては、欠けている2人がそれぞれ補い合って一つの景色に向かって歩んでいくという物語です。なので、ぜひみなさんも身近な何かに置き換えて見ていただきたいです。もしお付き合いをされている方がいるなら、その方と『一緒にやっていこう』と前向きに考えられるきっかけになれるようなドラマになればうれしいです。“一人で頑張りすぎない”ということは、大事だと思います」と話した。

 「パーフェクトワールド」は、2014年から女性向けマンガ雑誌「Kiss」(講談社)で連載中のマンガで、18年に映画化もされた。飲み会をきっかけに再会し、引かれ合った2人が、親の反対や恋敵の出現、病気やけがなどの問題に直面しながら、「幸せとは何か」を模索していく。初回は16日午後9時から20分拡大で放送。