にごり酒のおすすめ10選【国際唎酒師に聞く】女性にも人気なヒミツ

【この記事のエキスパート】

唎酒師・国際唎酒師、マーケティングコンサルタント:宇津木 聡子

唎酒師・国際唎酒師、マーケティングコンサルタント:宇津木 聡子

日本の風土、知恵、歴史が生み出した日本酒の魅力や楽しみ方を、より多くの人に広めるため、訪日外国人へのプライベート日本酒体験、外国人・日本人向け日本酒にまつわるセミナーやイベントの企画を行っている。

外国人のプライベート日本酒体験では、これまでに30か国以上から300人余りをお迎えしている。

日々の生活でも、カンパイは日本酒、スキンケアは日本酒と酒粕で、そして朝晩の甘酒を欠かさない。


日本酒の中でも比較的飲みやすく、女性にも人気のあるにごり酒。甘口・辛口などの味わいや濃さ、発泡性があるのかなど、気にするポイントが多くてどれを買えばよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、国際唎酒師(ききざけし)である宇津木聡子さんへの取材をもとに、おすすめのにごり酒をご紹介いたします!

にごり酒の選び方|国際唎酒師の宇津木聡子さんに聞く

国際唎酒師である宇津木聡子さんに、にごり酒を選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。

甘味が強いものか? キリッとしたものか?

【エキスパートのコメント】

「甘口」「辛口」といっても、にごり酒を含むすべての日本酒には甘味があり、案外その見極めは単純ではありません。甘味と酸味のバランス、アルコール度数が微妙に影響することがあります。

甘味があっても酸が強ければ、さっぱりドライに感じるし、強いアルコール度数は後味のキレをもたらします。甘酒のような、まろやかでこっくりした味わいを楽しみたいときは「甘口」と書かれているものや、甘味強め・酸味弱め・アルコール度数が低めといった、甘さを感じやすいものがおすすめです。

キリッとした味を楽しみたいときは、「辛口」と書かれているもの、酸やアルコール度数が高めのものを試してみましょう。

さわやかな発泡タイプとまろやかな非発泡タイプ

【エキスパートのコメント】

にごり酒には、シュワっとした発泡感のあるものと、ないものがあります。発泡タイプは発泡感がなにに由来するかによって、大きく3タイプに分けられます。

1つめは、活性にごりです。粗いろ過のみで酵母が生きて発酵している状態のまま瓶詰めしたものです。2つめは、瓶内二次発酵タイプ。できたお酒に酵母や糖を加えて瓶内でさらに発酵させたものです。3つめは、炭酸ガス注入タイプです。炭酸ガスを注入する方法で、発酵由来のものとは違う泡感を楽しめます。

一方、発泡感がないものは、とろりとした醪(もろみ)由来の風味をしっかり楽しめます。さわやかに飲みたいときやパーティーなどでは発泡タイプ、まろやかさを味わいたいときには非発泡タイプといったようにシチュエーションに応じて選びましょう。

濃厚さを味わうか? ほんのりを楽しむか?

【エキスパートのコメント】

にごり酒の中に含まれる澱(おり)の度合いによって、味わいとテクスチャーは大きく変わります。テクスチャーとは、さわり心地や質感のことです。にごり酒の中でいえば口に含んだときの食感のことをさします。

澱の量が多ければ、にごり酒ならではの、とろとろの濃い飲み口と味わいを堪能できます。うっすらとにごっている程度なら、テクスチャーは軽やかながら、透明な日本酒とは違うお米の味わいを楽しむことができ、にごり酒が苦手だという方にもおすすめです。

にごりの度合いが淡いものは、「おりがらみ」「うすにごり」「ささにごり」などの名称がついていて、ボトルをそっとひっくり返して底に沈殿している澱を混ぜると、うっすらと霞のようなにごり感を見ることができます。

季節感を楽しむこともできる

【エキスパートのコメント】

一年をとおして手に入るにごり酒もあれば、酒蔵によって時期限定のにごり酒を出すところもあります。季節に合うように、発泡感の強さや味わいが工夫されているので、お気に入りがみつかれば、毎年その季節が待ち遠しくなるでしょう。ラベルのデザインや、お酒につけられる名前とともに、そのにごり酒の折々の味わいから季節を感じるのも楽しいものです。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)