先日発表された新元号「令和」。昭和生まれの筆者としては、新しい時代がやってくると思うと、ますますノスタルジックな気持ちになってしまう。生まれ育った昭和はいずこへ……と彷徨いながら辿り着いたのは、人形町。あった。こんなところに、昭和大衆居酒屋の最新形が!

  • 穴子尽くしの大衆居酒屋「酒場 大穴(ダイアナ)」でしみじみ飲む酒の良さ

    穴子をとことん食べ尽せるめったにないお店

穴子尽くしの大衆居酒屋

今回やってきたのは、4月4日に人形町にグランドオープンした、穴子・串焼き・すし「酒場 大穴(ダイアナ)」。都営浅草線、東京メトロ日比谷線人形町駅のA5出口から徒歩2分、「ダイアナ」と描かれた暖簾が下がっている。「大穴」と書いて「ダイアナ」。

  • 風格ある店が多い人形町界隈でもとくに目立つこの看板

単なるダジャレでもなさそうで、メニューを見ると「あなご串」をはじめ、穴子料理を売りにしている様子。高タンパク、低カロリーな穴子を、一匹無駄なく色々な調理法で食べることができるお店なんだとか。もちろん、穴子だけじゃなく定番メニューや気になるネーミングのドリンクメニューもたくさんあるから、初めて行ったらまずはじっくりメニューを吟味したいところだ。

  • 豊富なメニューと広々した店内

158席、個室60席という結構な広さの店内は、1人でも気楽なコの字型のカウンターから4人掛けのテーブル、宴会用個室まで、さまざまなスタイルで大衆を受け入れてくれる懐の深さ。酒飲みにはこういう雰囲気が一番いいんだよなあ。

多種多彩な穴子料理が味わえる稀有な一軒

まずは「大穴ハイボール」(税別390円)なるドリンクをオーダーしてみた。天然の国産大葉を使い店内で仕込んだ特製ハイボールということで、大葉の香りとすっきりした甘みでとても飲みやすい。ビールな気分じゃないときの一杯目におすすめしたい。

  • 「大穴ハイボール」は一杯目に是非

大穴ハイボール片手に食べたあなご串の「くりから(背肉)」「カブト(頭)」(各税別250円)、「蒲焼き串」(税別280円)はどれも美味。とくに、カブトはジューシーで歯ごたえもあって香ばしく、めちゃくちゃ美味しかった。

  • あなご串でとくにおすすめなのが「カブト」

カリカリしたスナック感覚の「大穴骨せんべい」(税別200円)、梅の酸味とコリコリな食感が癖になる「穴子とヤゲンの梅和え」(税別490円)といった名バイプレイヤー的な料理から、「穴子の串天ぷら」(税別290円)、「煮穴子」(税別990円)、「穴子一本天ぷら」(税別990円)まで、穴子を色んな食べ方でとことん楽しめるから、他のメニューは置いといて、まずは穴子尽くしといきたい。

  • いつまでも食べていられそうな「大穴骨せんべい」

それにしても、ここまで多種多様な穴子料理を食べることは普段はなかなかない。お店の方によると、これだけのメニューを開発するのに半年ほどかかったそうだ。なるほど、味のクオリティの高さに納得。また、穴子以外のメニューでは断トツで「極上ゆでたん」(税別890円)を推したい。口に入れたとたんにほぐれるほどのやわらかさで、スープも絶妙な味加減で、まさに極上。おかわり必至の逸品であった。

  • 「極上ゆでたん」は本当に極上な美味しさ!

ドリンクでは「みぞれサワー」(税別430円)もおすすめしたい。下町バイス(紫蘇風味)をフローズンにしたサワーで、マドラーでシャキシャキと溶かしながら飲んでみると、思った以上に爽やかで、穴子料理との相性も抜群だった。違うおつまみを口に運ぶごとに飲んで、さっぱりとしたお口直しのインターミッション的な役割を果たしてくれる、秀逸なドリンクといえる。

  • 「みぞれサワー」は意外なほどにおつまみに合う

ちなみに、1枚200円で販売されている「大穴特製シール」を提示することで、メニューの上に「大穴」マークがついたドリンクが何度でも税別290円で飲めるのだとか。これは常連になったら相当お得だ。

  • 「大穴特製シール」でお得に飲めるから常連になるお客さんもいるはず

雰囲気の良さもあって、取材を忘れてついつい何杯も飲んじまったぜ。ふう、酔いました。こんな感じで、粋な日本文化を感じられる人形町で楽しむ料理とお酒はまた格別。昭和生まれも平成生まれも、すぎゆく時代をしみじみと感じながら、「酒場 大穴」で一杯やってみてはいかがだろうか。

●information
「酒場 大穴(ダイアナ)」
東京都中央区日本橋人形町1丁目18-12
日土地人形町ビル地下1階
営業時間:16~23時(L.O.22時30分)
※土日祝は15時~
休:年末年始の一部