紅蘭亭 上通パビリオン【熊本県】

熊本には、数多くのご当地グルメがありますが、太平燕(タイピーエン)もお忘れなく。豚骨スープに、春雨とたっぷりの野菜が入った熊本伝統の料理ですが、「紅蘭亭」では、昔から伝わる本場の味を提供しています。紅蘭亭自慢の中華料理と合わせて、熊本グルメを堪能してみましょう。

九州産の食材を絶品中華に昇華


「紅蘭亭」は、1934年に創業しました。今では、九州産の食材を積極的に使った中華料理店として、熊本市内に3店舗を展開しています(「下通り紅蘭亭」は、現在休業中。2020年春に再開予定)。今回紹介する「紅蘭亭 上通パビリオン」は、アーケードから外れた静かな通りに佇んでいる、隠れ家的なお店です。ランチでは、各種中華定食のほか、太平燕やチャーハンなど、種類豊富な料理を一度に楽しめる円卓料理もおすすめ。ディナータイムには、コースメニューもあり、宴会などにも重宝するから、観光客や地元民にも愛されている老舗なんです。 名物の太平燕は、創業当初から熊本に存在した料理だといいます。「戦時中の貧しさから、フカヒレの代用品として春雨を使った」や「燕の巣のスープを模した」という説もあるそうですが、いずれも定かではありません。ただ、中国から伝わったというルーツがあり、この熊本で今の形として定着した料理として有名です。 さて、紅蘭亭の太平燕の特徴一つは、緑豆100%の春雨を使用しているという点です。鶏ガラと豚骨を融合したオリジナルスープと春雨がよく絡み、緑豆100%の素朴な味わいを楽しめます。さらに福建省の天然塩を使用することで味の深みを演出。太平燕の象徴とも言える揚げ卵「虎皮蛋(フーターヒン)」も味わい十分です。 春雨と野菜たっぷりだからヘルシーにいただけますし、また食べたくなるほど愛おしい味が魅力の太平燕。ぜひ、昔ながらの逸品をめしあがれ。