オーディオインターフェイスのおすすめ8選|DTMの専門家が選び方を解説!

【この記事のエキスパート】

ライター:藤本 健

ライター:藤本 健

DTM、デジタルレコーディング、デジタルオーディオを中心に執筆するライター。

自身のブログサイトDTMステーションを運営するほか、インプレスのAV WatchでもDigital Audio Laboratoryを2001年より連載中。

「Cubase徹底操作ガイド」(リットーミュージック)、「ボーカロイド技術論」(ヤマハミュージックメディア)などの著書も多数ある。

趣味は太陽光発電、2004年より自宅の電気を太陽光発電で賄うほか、現在3つの発電所を運用する発電所長でもある。


オーディオインターフェイスは、SteinbergやM-AudioなどDAWバンドルで販売しているものから、MOTUの8PRE-ESなどのプロ仕様モデルまで、さまざまな製品があります。価格も1万円未満から数10万円クラスまで幅広く、何を基準にすべきか、それぞれの違いがどこにあるのかわかりにくく、DTM初心者にとってオーディオインターフェイスの買い物は最初の関門といってもよいでしょう。そこで、DTMに精通するライターの藤本 健さんに、オーディオインターフェイスの役割、購入時のポイント、おすすめモデルを解説いただきました。既にオーディオインターフェイスをお持ちの方でも、思わず欲しくなるおすすめ品も見つかるかも!

オーディオインターフェイスの選び方|ライター藤本 健さんに聞く

ライター藤本 健さんに、オーディオインターフェイスを選ぶときのポイントを5つ教えてもらいました。DTMに興味はあっても、機材関連が難しく踏み出せずにいた方にはぜひ読んでいただきたいポイントばかりです。

端子数と端子の種類で選ぶ

【エキスパートのコメント】

オーディオインターフェイスの端子は標準「ジャック」「マイクジャック」「コンボジャック」の3種類あります。これらの端子がいくつ搭載されているかが選ぶときのポイントです。

端子がいくつ必要かは使用用途によっても変わってきますが、自宅で使うのであればコンボジャックが2つ搭載してあるモデルがおすすめです。これなら、マイクとギターを同時に接続しておくこともできますし、ステレオレコーディングも可能です。

他にも端子の種類は、「MIDI端子」や「デジタル端子」(S/PDIF、adat、AES/EBU など)が存在しますが、最近のMIDIキーボードはUSBで接続するため、オーディオインターフェイスにMIDI端子が装備されていなくても問題はありません。

YAMAHA『Steinberg UR-RT2』:

出典:Amazon

あたたかみのあるNEVEサウンドを受け継ぐオーディオインターフェイス。

機能面で選ぶ

【エキスパートのコメント】

最低限必要な機能は、「ファンタム電源」と「ハイインピーダンス(Hi-z)」モードです。ファンタム電源はコンデンサーマイクを使用するときに必要な「+48V」の電源を供給するもので、これがないとレコーディングなどでよく使われる繊細な音を拾うためのマイクが使えません。

またハイインピーダンス(Hi-z)モードはギターやベースを直接接続するときに必要で、これがないと本来の音を録音できません。

といっても、これらの機能は最近のオーディオインターフェイスであればほぼ搭載してあります。ですが、一応確認しておくようにしましょう。

サンプリングレートをチェック

【エキスパートのコメント】

サンプリングレートの数字は高いほど高音質で録音または再生ができます。ほとんどの場合「24bit/48kHz」または「96kHz」で扱うことが多いため、それ以上は必要ないでしょう。

「192kHz」や「384kHz」に対応しているモデルなども存在しますが、よほどの理由がないと使うことはないですし、そもそも値段が高かったり、録音するときのデータ容量が大きくなってしまったりというデメリットもあります。

初心者であれば48kHzか96kHzに対応しているオーディオインターフェイスを選ぶといいでしょう。

M-Audio『M-Track 2X2M』:

出典:Amazon

大きなつまみが印象的、操作性優れた製品です。

個性的な機能で選ぶ

【エキスパートのコメント】

オーディオインターフェイスの中には個性的な機能を装備したモデルが存在します。

たとえば、ギターをレコーディングするときに最適なインピーダンスを設定できる『IK Multimeda AXE I/O』や内部に「DSP」(オーディオの弱点を克服すべくデジタル技術で補正する機器)を有し、パソコンに負担をかけず高品質なエフェクトを使用できる『Apollo』シリーズや『Arrow』。「384kHz/32bitINTEGER」対応の『AXR4T』。圧倒的低「レイテシー」(データ処理に伴う発音の遅延)を実現した『ZOOM UAC-2』。Rupert Neve DesignsとYAMAHA(Steinberg)が共同開発した『UR-RT』シリーズ。

こういった個性的な機能を自分の音楽スタイルに合わせて選ぶのも手です。

付属している「DAW」ソフトで選ぶ

【エキスパートのコメント】

付属しているDAW(Digital Audio Workstation)からオーディオインターフェイスを選ぶという方法もあります。

DAWとは、打ち込みやレコーディング、ミックス、マスタリングなどといったことができる音楽制作ソフトです。そのDAWがオーディオインターフェイスに付属している機種もあるので、まだDAWを持っていない人はDAW付属のものを選択するといいでしょう。

またソフトシンセやプラグインが付属している製品もあるので、そういったこともチェックしてみましょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)