カーライフ[2019.03.25 UP]


眼帯をしているときに運転しても大丈夫?

眼帯をしているときに運転しても大丈夫?グーネット編集チーム

目のトラブルが発生したときに、使用するアイテムに「眼帯」があります。
「目を保護できる」というメリットがある一方で、「視界が大きく遮られてしまう」というデメリットがあり、クルマを運転できるのかどうか、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

眼帯を使用中の運転は違反となるのか、実際に運転する場合の注意点など、気になる点をまとめます。


眼帯着用時の運転は違反になるのか?


まずは「眼帯着用時の運転が違反とみなされてしまうのかどうか」という点についてです。
現在「目の治療予定があるが、クルマでないと出かけられない」という方にとっては、非常に気になるポイントだといえるでしょう。

普通自動車であれば、「眼帯を着用している」というだけで即違反とみなされるわけではありません。
普通自動車を運転する上で求められている「目の条件」は、以下のとおりです。

・両眼で0.7以上、かつ、一眼でそれぞれ0.3以上
・一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.7以上

「眼帯をしている」場合には、2つ目の条件を満たしていることを確認しましょう。
これをクリアしていれば、眼帯をしていても「運転は可能」と判断されます。

とはいえ実際には、「眼帯をつけて運転していた」というだけで、全ての運転者を取り締まり、その視力と視野をチェックすることは、現実的ではありません。
実質的には「グレーゾーン」とみなされるケースも多いようです。

ただしこちらは、あくまでも「普通自動車」の条件となります。
大型、中型(限定無し)、けん引や第二種運転免許の場合、「両眼で0.8以上で、かつ、一眼がそれぞれ0.5以上、深視力として、三桿法(さんかんほう)の奥行知覚検査器にて3回検査し、平均の誤差が2センチ以内」という条件が規定されています。

「片目しか見えていない場合」の緩和条件は設定しておらず、当然「眼帯をつけた状態での運転」も認められていません。
違反になってしまうということを、頭に入れておきましょう。


眼帯着用時の運転の注意点

眼帯着用時の運転の注意点グーネット編集チーム

眼帯を着用し、普通自動車を運転することが、即ちそのまま「違反」につながるわけではありません。運転予定がある方の中には、この事実を知って、ホッと一安心する方もいるでしょう。

しかし眼帯を着用していると、視力や視野に制限が生まれやすいのも事実です。特に「普段は両目で物を見ていて、今だけ眼帯を利用している」という場合には、見え方のギャップが生まれやすいので注意する必要があります。

眼帯による影響は、主に以下の2点です。

・視野が狭くなり、死角が発生しやすい
・立体感がなくなってしまう

死角が増えれば、その分だけ運転リスクは高くなってしまいます。とっさの対応も、難しくなってしまうかもしれません。

また私たちは、普段両目を使って物を立体的に見ています。片方の目だけで見たときには、奥行きを感じることが難しくなり、運転席から見た景色も違って見える可能性があります。


眼帯着用時に事故を起こした場合には過失を問われる場合もある


眼帯を着用しているだけで、違反と判断されるかどうかは、グレーゾーンです。
しかし、実際に事故を起こしてしまうと、「見えにくいことを承知した上で運転していた」という理由で、安全運転義務違反に問われてしまう可能性もあります。

道路交通法によると、運転者は、ハンドルやブレーキなどのクルマの設備をきちんと活用し、事故を起こさないよう、注意して運転する必要があると定められています。

「眼帯をしている」ということは、「普段よりも視野や視力が弱まることを自覚している」ということでもあります。
結果として、過失を問われてしまう可能性もあります。


眼帯着用時は極力運転は控えるようにしよう


クルマは非常に便利なアイテムですが、事故の危険性が高いアイテムでもあります。
日常的にクルマに乗っていると、ついその危険性を忘れてしまうこともあるでしょう。

眼帯をしながら普通自動車を運転したからといって、必ずしもすぐに「違反」と判断されてしまうわけではありません。
しかし「普段と同じ状況の中で、確実に安全運転ができるのか」と問われたときには、難しいのが現実です。

クルマを運転する際には、自分のためにも周囲の人のためにも、安全運転を心掛ける必要があります。
眼帯をしなければならないときには、「運転を控える」のが一番だといえるでしょう。
眼帯をするよう勧められる場所といえば、「眼科」が挙げられます。

普段とは違う見え方の中で運転をするリスクについては、眼科医からも指摘されています。
「眼帯をする」ことが事前にわかっているような場合には、「クルマ以外の移動手段を確保する」など、安全性を重視することが大切です。



眼帯をした場合のクルマの運転について、気になる点をまとめました。
法律面から見るとグレーでも、安全面から考えると、やはり避けた方が無難だといえるでしょう。

安全運転を心掛けるためにも、眼帯を使用する際の移動手段については、ぜひ臨機応変に検討してみてください。



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