連続ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」最終話の一場面=日本テレビ提供

 ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組について、放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は23日午後10時に放送される、俳優の坂口健太郎さん主演の連続ドラマ「イノセンス 冤罪(えんざい)弁護士」(日本テレビ系)の最終話だ。

 ドラマは、変わり者の弁護士・黒川拓(坂口さん)が冤罪を晴らすため、執念と情熱、科学を武器に逆転劇に挑む。脚本は、連続ドラマ「ガリレオ」(フジテレビ系)や「ハゲタカ」(テレビ朝日系)などの古家和尚さんが担当している。

 最終話では、拓がこれまでのストーリーを通して徐々に明らかになってきた“11年前の事件”の真相に迫る姿が描かれる。その事件は、当時大学生だった秋保(藤木直人さん)の妹が殺害され、交際相手だった理工学部の学生・浅間大輔(鈴之助さん)が有罪判決後に自殺したというもの。浅間は拓の幼なじみで、拓は浅間の冤罪を信じ続けていた。

 拓は11年前の事件と類似した殺人事件をきっかけに、浅間の冤罪につながる手がかりをつかみ、再審請求に踏み出す。事件で幼なじみを失った拓、妹を失った秋保、当時事件を弁護した湯布院(志賀廣太郎さん)、湯布院と共に弁護を担当した別府秀治の弟・長治(杉本哲太さん)、担当検察官だった拓の父・真(草刈正雄さん)。最終話では、事件に関わった人々のそれぞれの思いが描かれていく。

 最終話でゲスト出演する武田真治さんが、事件に大きく関わる人物、神津一成を演じている。神津は、前話で楓(川口春奈さん)を刺した犯人として自首し、11年前の事件とそれに類似する殺人事件で被害者を殺したのは自分だと拓に告げる。不気味な男、神津役の武田さんの“怪演”も見どころだ。

 「冤罪」という難しいテーマを取り上げ、それを巡る人間ドラマを描いてきた「イノセンス」がどんなラストを迎えるのか、注目だ。