電通グループ4社(電通デジタル/電通/サイバー・コミュニケーションズ/データアーティスト)は19日、AI活用でソーシャルメディア向けの広告クリエイティブ効果を配信前に予測するツール「MONALISA」を開発、その運用を開始したことを発表した。

  • 「MONALISA」ロゴマーク(同社資料より)

    「MONALISA」ロゴマーク(同社資料より)




グループ横断でAIに特化したプロジェクト「AI MIRAI」(<a href="https://aimirai.ai/" target="_blank">公式サイト</a>)

グループ横断でAIに特化したプロジェクト「AI MIRAI」(公式サイト)

電通グループは、グループ横断でAIに特化したプロジェクト「AI MIRAI」を展開しており、本業である広告・マーケティング領域、生産性向上と働き方改革を軸とした事業改革、協業を通じた新規ビジネスへの取り組みの3本の柱を中心にAIのサービス開発や実証実験に取り組んでいる。

今回、AI MIRAIの新たな成果物として運用を開始したという「MONALISA」は、ソーシャルメディア向けの広告配信前のクリエイティブの効果を予測するツールで、クリエイティブの特徴と効果を学習することで事前にCTR(Click Through Rate/クリック率)などの成果を予測する。具体例としてInstagram、Facebook、Twitterの3種類への動画/静止画への広告配信での「動画再生完了率」と「CTR」を挙げている。システム導入の必要はなく、メールやSlackで広告を送信すると、即座に予測値が返る仕組みになるという。