飯塚市とソフトバンク、およびソフトバンクロボティクスは、飯塚市内の小学校および中学校を対象に実施する防災や減災に関する教育プログラムにおいて連携すると発表した。

豪雨などの自然災害からの被害を最小化するために必要な知識を習得することを目的に、人型ロボット「Pepper」を教師補助役とした防災授業の実施を推進。ソフトバンクロボティクスが開発した防災教育向けの専用コンテンツをPepperに搭載し、教育現場で活用する。

具体的には、Pepper向けの教育用プログラミングツール「Robo Blocks」を使って教員が授業プログラムを簡単に編成できる「Robo Blocks スクールテンプレート」を2019年3月末に提供する予定。これにより、教員や子どもたちとのPepperを介した授業中のやりとりをテンプレート化し、Pepperを使った授業プログラムが作成できるという。

「アイスブレイク」や「ディスカッション」「2択クイズ」など約20種類のテンプレートを展開していくとともに、テンプレートをひとコマの授業用に構成したプログラムも順次提供していく予定。

  • 「Robo Blocks

飯塚市では、飯塚市教育委員会においてICT教育にいち早く取り組んでおり、ソフトバンクやソフトバンクグループ各社のサポートの下、Pepperを活用したプログラミング授業を実施していることに加え、福岡管区気象台の職員を講師とした防災授業を飯塚市内の小学校および中学校に対して実施していることから、今回新たな試みとして3者の連携が実現したという。