アットマークテクノは3月15日、同日発表されたオープンソースプロジェクト「Degu」の仕様に対応した専用IoTゲートウェイ「Deguゲートウェイ」を2019年4月10日より提供することを明らかにした。

DeguはIoTデバイス向けの省電力無線IP通信規格「Thread」を用いたメッシュネットワークを構築することができるソリューション。Deguゲートウェイは、Deguセンサと通信することで、Deguセンサ同士のメッシュネットワークの構築を可能とするほか、クラウドプラットフォームであるAWS IoTと連携できるソフトウェアをプリインストールしており、マニュアルに沿って設定するだけで、センシングデータをクラウドに伝送することが可能となる。

また、Deguゲートウェイは同社のArmadillo-IoTゲートウェイG3をベースに開発されているため、耐環境性能などは、実証済みとなっている。

なお、Deguゲートウェイは、本体のほか、アンテナ、ACアダプタ、開発用ケーブル類が同梱された評価用セットとなる「Deguゲートウェイ G3 開発セット」(価格は5万9500円を予定)と、本体とアンテナだけの「DeguゲートウェイG3」(価格はオープン)の2種類が提供される予定(いずれもAWS IoT対応のソフトウェアがプリインストールされている)となっているほか、各種代理店からは、Deguセンサとゲートウェイをセットにしたオールインワンパッケージの提供も行われる予定だという。

  • Deguゲートウェイ

    DeguゲートウェイとDeguのマスコットキャラクター