42歳で安定したエリートサラリーマン生活を捨ててミュージシャンとなり、2019年4月20日にアラフィフにして初めて日比谷野音でワンマン・ライヴを行うスギムのソロユニット「クリトリック・リス」。前回のインタビューに続いての後編では、広告系企業の部長職にまでのぼりつめ、多くの部下を育ててきたスギムが、サラリーマンのたちの悩みに真剣に答えます。あなたの悩みもこれで解決すること間違いなし!

  • ソロユニット「クリトリック・リス」のスギムさん

相談その1「転職しようか……」

――新卒で入社して3年目になりますが、転職しようか迷っています。仕事や環境に不満はありませんが、他社でバリバリ活躍しているかつての同期たちが羨ましくて……。転職した方が良いでしょうか? (26歳男性・広告営業)

他社でバリバリ活躍している同期が羨ましいってことは、自分は今の会社でバリバリ働けていない、結果を出せていない、ということを自覚しているわけですよね? 転職しようとしても、3年も成果を出せていない人を採用してくれる会社なんてないよ。

僕は、最初に入社した会社を実は1年で辞めているんです。そこは金融会社専門の広告会社だったんですけど、社長が社員を恐喝して捕まるようなとんでもない会社で(笑)。僕は、大学時代遊びまくってて、下調べをちゃんとせずに入社しちゃったんですけど。社長や上司がとにかく厳しくて、社員に対する暴力も日常茶飯事でした。そこのスパルタ研修のおかげで、大学時代フラフラしていた僕も相当鍛え上げられて、どんなところにも飛び込むことができる営業マンになれたんです。「おまえ、すごいな! 全然物怖じしないな」ってお客さんからも言われるようになって、それが転職の際、アピールに繋がったんですよね。自分に何ができるか、何をしてきたかによって採用が決まると思うので、まずは今の会社で自分の武器を見つけ次のステップに進めばいいと思います。

相談その2「板挟みが辛くて……」

――上司と部下の板挟みで辛いです。高いノルマを言いつけてくる上司と、それに文句を漏らす部下。どっちの意見を優先すればいいでしょうか?(34歳男性・商社勤務)

これはまさに、サラリーマン時代に僕もずっと悩んでいたことです。現場の状況を知らない上層部が数字だけを押し付けてくる。それが、とんでもない額で、どうすれば達成できるかは、お前らで考えろと。「なんやねん」って思いますよね(笑)。だから、僕は言われた数字に対して2つ計画書を作ってました。提出用に言われた通りの夢のような計画書と、実務用に頑張ればこうだろうという現実味のある計画書と。実務で見える数字を部下に下ろして、残りの空白の未達部分はイチかバチかの大口を狙いにいってましたね。上司の言うことは聞き流してました。売り上げなんて綿密に予想できないし、仕事は現場で突発的に発生するので、現場を知る部下の意見と情報を大事にしていましたね。

  • ワンマンライブでのステージ(写真:RYUTARO SAITO)

相談その3「好きな子がいるけど……」

――職場に好きな女性社員がいるのですが、アプローチすべきか悩んでいます。もしフラれたときに、職場に居づらくなりそうで……(29歳男性・飲料メーカー勤務)

僕が勤めていた会社なんか、山ほど社内恋愛ありましたよ。付き合ったり別れたりで仕事がやりづらくなった人もいました。でも、好きになったら止められないですよね。ちなみに僕は、隠れてライバル会社の社員と付き合ってました(笑)。好きな女性にお金を使うって幸せですよ。そのために仕事してるんじゃないんですか? 僕はそうでした。

相談その4「キャバクラ通いがやめられなくて……」

――僕の趣味はキャバクラ通いです。そのせいで、いつまで経っても貯金ができません。キャバクラ通いはやめた方がいいでしょうか(40代男性・派遣社員)

貯金ができないってことは、使えるお金を全てキャバクラに使ってるってことですよね。全然いいんじゃないですか? 借金してまでキャバクラに通うならダメですけど、ギリギリで止めてるってことは、理性がまだ働いてるってことです。サラリーマン時代、僕も接待の流れでキャバクラに行くこともありましたけど、あんまり好きじゃなかったですね。キャバクラ嬢が同伴してほしいときとか、都合の良いときに電話がくるんですよ。あからさまに営業トークなのがわかるし、飲みの席で、「私も飲み物頼んでいいですか? 」とか、仕事以外で変な駆け引きをしたくないですからね。だから僕はナンパの方が好きでしたね(笑)。成功することなんてなかったけど、素人の生の対応の方が楽しいです。