「キッチンパラダイス」店主がおすすめ! まな板8選と選び方

【この記事のエキスパート】

キッチンツール専門店「キッチンパラダイス」店主:田中 文

キッチンツール専門店「キッチンパラダイス」店主:田中 文

使う側の視点で機能性に優れたキッチンツールを徹底的に吟味しセレクトするプロ。

その豊かな知識と経験談に、主婦だけでなく料理研究家やプロの料理人からの信頼も厚い。

道具の実験やお店の日常をつづったショップブログ「Aya’s Diary」が人気。

数少ない「調理道具の専門家」としてセミナー他雑誌やテレビでも引っ張りだこ。


毎日の料理に欠かせない調理器具といえば、まな板。ヒノキやイチョウなどの木製、プラスチック製などさまざまな材質やサイズのまな板が各メーカーから発売されています。しかし、いざ選ぶとなると、どれにしたらいいのか迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では調理器具に詳しい、キッチンツール専門店の「キッチンパラダイス」店主である田中 文さんへの取材をもとに、まな板の選び方とおすすめ商品をご紹介いたします。

調理器具のプロ・田中 文さんに聞いた【まな板】の選び方

キッチンツール専門店「キッチンパラダイス」店主の田中 文さんに、まな板を選ぶときのポイントを4つ教えてもらいました。

材質は木か、プラスチックか、合成ゴムか

【エキスパートのコメント】

一昔前まではまな板といえば木のまな板でしたが、重たく、手入れもしづらいため、すっかりプラスチックが主流となりました。とはいえ、木のまな板もまだまだ人気です。木は刃あたりがよく包丁が長もちしますし、腕にかかる負担が少ないです。食材をとらえ余分な水分を調整してくれるため、料理好きには好まれます。

一方、プラスチックは木のまな板に比べると刃あたりは悪くなります。また、プラスチック製のまな板は軽く、安定感もなく滑りやすいですが、取り扱いは簡単で漂白もできます。手入れのしやすさに重点をおき、漂白しないと気が済まない方はプラスチック製がよいでしょう。

最近プロに好まれる合成ゴム製はこのふたつの中間です。水分の調節はできませんが、刃あたりもやさしく滑りません。

板厚が厚いか、薄いか

【エキスパートのコメント】

一般的には重いまな板より薄くて軽いまな板が好まれるようですが、実はこの板厚によって使用感が大きく変わります。薄いまな板は滑りやすくなり、カツンカツンという包丁の音もしやすいです。しかし、板厚が厚いと安定感があります。

また、プラスチックのシート型のまな板などは重宝しますが、刃あたりがとても悪くなり、包丁も傷みやすく、腕も疲れやすいです。毎日料理をする方は、シート型まな板だけに頼るのはおすすめしません。薄い木のまな板は急激な温度変化で反りやすくなりますので、乾かし方に注意しましょう。

木の材質ごとの特徴

【エキスパートのコメント】

木のまな板は、ヒノキ、イチョウ、キリ、ホオノキ、ヒバなど、種類がいろいろです。ヒノキは抗菌力が高く、イチョウは復元性があり、ヒバは油分が多いなどの特徴があります。

復元力があるとキズが目立たなくなりますし、油分が多いと乾きやすくカビにくくなります。ただしやわらかい木材はキズつきやすかったりしますし、木の種類が異なれば同じサイズでも重さも異なります。

また同じ木でも切り出し方によって違いがあり、丸太の中心に向かって垂直に切り出した柾目(まさめ)と、中心から外れて切り出した板目があります。柾目のほうが高品質で反りが少ない特徴があるので、価格も比較的高いといわれます。

使いやすいサイズ

【エキスパートのコメント】

購入前にシンクと作業台のサイズを測っておきましょう。シンクの幅よりまな板のサイズの幅が大きいと、洗うときに床に水が飛び散ったりして洗いにくいものです。また、小さすぎるまな板だと切った素材がこぼれおちたりします。

さらにワンルームなどで切る作業スペースの横幅が取れない場合は、縦幅が長いまな板や正方形のまな板もあります。シンクと作業台のサイズに合わせて購入しましょう。

ここもチェック! 【まな板】を選ぶポイント

材質やサイズ以外にも、まな板を選ぶポイントはまだあります。購入の際には以下に挙げた点も参考にしてみてください。

抗菌加工がされているものを選ぶ

肉や魚などのなまものを置くだけで、まな板には雑菌がつきますが、使った後にしっかりまな板を洗って乾かせば、菌の繁殖は抑えられます。

しかし、小さな子どもがいるなどの理由から衛生面が気になってしまう方は、もともと抗菌加工されているまな板を選ぶとよいでしょう。

見た目のオシャレさで選ぶ

料理を毎日するならば、モチベーションを保つのも大切。楽しい気分でキッチンに立ちたいときには、色やデザインなど、見た目のオシャレさで選ぶのもよいでしょう。

最近では、野菜の形をしていたりキャラクターの形をしていたりと、凝ったデザインのものも販売されています。形だけでなく、色のバリエーションも豊かなので、まな板をオシャレにすることで、料理の時間がもっと楽しくなるかもしれません。

価格で選ぶ

価格で選ぶとなると、比較的安価で手に入りやすいゴム製、プラスチック製が向いています。木製のまな板は木の材質などにもよりますが、高価でちょっと手が出しにくいものもあります。

たまにしか使わない人やキズが気になってすぐに買い替えたくなる人は、木製よりもゴム製やプラスチック製を選ぶのがよいでしょう。

複数のまな板を用意するのも良案

特に衛生面が気になるという方は、まな板を何枚か用意して、肉・魚用、野菜用など食材ごとに使い分けるとよいでしょう。ゴム製やプラスチック製は色の選択肢も多めなので、カラーで分けるとより使いやすいです。

また、最近では使い分けができるようにと、セットで販売されているものも出てきています。セット販売であればデザインはそのままに色や大きさなどで区別できるので、複数のまな板があっても混乱することはありませんね。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)