リクルートテクノロジーズは12日、AIと異常検知フィルターを組み合わせた新たな不正検知システムを開発し、リクルートマーケティングパートナーズが運営する総合婚活サービス「ゼクシィ縁結び」にて、3月4日より運用を開始したことを発表した。

  • 不正検知システムの仕組み(概念図)

    不正検知システムの仕組み(概念図)

このシステムでは、「ゼクシィ縁結び」がマッチングサービスを運営する中で得た知見を活かしながら既存の取り組みとテクノロジーを組み合わせ、多角的かつ多層的なアプローチによる高精度な不正行動の自動検知を実現しているという。

同社によれば、マッチングサービス活用の流れは「アカウント登録」から始まり「いいね」や「メッセージ」でのやり取りを経てデートを重ね交際に至り退会するまで、いくつかのフェーズに分けられるという。

新たな不正検知システムは、各フェーズごとに様々なパターンの異常検知フィルターを設けることで不正行動検知の網羅性を高め、フィルターから外れた新たな不正行動はAIが学習して以降の類似行動を検知可能にするなど、継続的に検知率を向上させる仕組みを構築しているということだ。