ヤマト運輸は3月11日、伊丹市と阪急阪神ホールディングス傘下のミマモルメと共同で、子どもや高齢者の居場所を家族にお知らせするサービス「まちなかミマモルメ」と、市バス・市の公用車やヤマト運輸の集配車両など約50台を連携させた新たな見守りサービスの実証実験を3月18日より開始すると発表した。

兵庫県伊丹市はこれまで、子どもや高齢者に関わる犯罪の抑止や事件・事故の早期解決を目的に、通学路や学校の校門など市内1000カ所に防犯カメラと一体となった受信器を設置し、ミマモルメの発信器を持った子どもや高齢者が付近を通過する際に、位置情報や通過時間などの居場所情報を家族に配信するサービス「まちなかミマモルメ」の提供を行ってきた。

今回3者は、「地域における見守り協定」を締結。市バス・市の公用車3台と、市内を走るヤマト運輸の集配車両約50台および宅急便センター4拠点に電波受信器の機能をインストールしたスマートフォンを搭載し、走行しながら発信器を持った子どもや高齢者の居場所情報を受信。「まちなかミマモルメ」と連携させることで、その情報と を家族に通知する。

  • 実証実験イメージ

同実験を通じ、利用者の反応を見ていくだけでなく、運用上の課題などの検証を行い、さらなる安全・安心な見守りネットワークの構築を進めていきたい考えだ