最後にベンチマークスコアを見てみましょう。今回は総合ベンチマーク「PCMark 8 v2.10.901」、3Dベンチマーク「3DMark 8 v2.8.6427」、CPU/OpenGLベンチマーク「CINEBENCH R15.0」、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 6.0.2(SSD)」を実施しました。

PCMark 8 v2.10.901

  • Home Accelerated 3.0:1981
  • Creative Accelerated 3.0:2134
  • Work Accelerated 2.0:3295

3DMark 8 v2.8.6427

  • Time Spy:非対応
  • Fire Strike:316

CINEBENCH R15.0

  • OepnGL:13.13 fps
  • CPU:184 cb
  • CPU(Single Core):50 cb

CrystalDiskMark 6.0.2(SSD)

  • Q32T1 シーケンシャルリード:554.085 MB/s
  • Q32T1 シーケンシャルライト:169.124 MB/s
  • 4K Q8T8 ランダムリード:304.187 MB/s
  • 4K Q8T8 ランダムライト:168.184 MB/s
  • 4K Q32T1 ランダムリード:116.135 MB/s
  • 4K Q32T1 ランダムライト:86.887 MB/s
  • 4K Q1T1 ランダムリード:26.687 MB/s
  • 4K Q1T1 ランダムライト:54.592 MB/s
  • 【画像版】ベンチマークスコア

CINEBENCH R15.0のCPUは「184 cb」、OpenGLは「13.13 fps」。3DMarkのFire Strikeも「316」にとどまっており、GPD Pocket2と比べるとCPUスコアはともかく、3Dグラフィックス性能は見劣りします。ゲーム用途ならGPD Pocket2やゲーム特化型UMPC「GPD WIN2」を選ぶべきです。

一方、ストレージ速度はM.2形状Serial ATA III接続のSSDを搭載しているだけに、Q32T1シーケンシャルリードで554.085MB/sを記録しています。OS、アプリの起動で待たされ感が少ないのは、GPD MicroPCの美点と言えるでしょう。

Indiegogoで買うべきか、天空で買うべきか?

新旧インタフェースを装備したGPD MicroPCは、前述のとおりネットワークエンジニアをメインターゲットにしたUMPCです。しかし6インチディスプレイを搭載することで、GPD Pocket2やGPD WIN2よりさらにコンパクトになったフットプリントは、つねに携帯するマシンとして一般PCユーザーにも非常に魅力的です。

というわけで皆様も、Indiegogoでいち早く買う(出資する)べきか、国内サポートを重視して天空で買うべきか、ぜひこの2択で楽しくお悩みください!

■試用機の主な仕様 [メーカー] GPD HK [製品名] GPD MicroPC [CPU] Intel Celeron N4100 プロセッサー(4コア4スレッド、1.10~2.40GHz) [メモリ] 4GB LPDDR4 SDRAM [グラフィックス] Intel UHD Graphics 600(CPU内蔵) [ストレージ] 128GB(M.2形状Serial ATA III接続、リード576MB/s、ライト465MB/s) [光学ドライブ] 非搭載 [ディスプレイ] 6型HDグレア(1,280×720ドット、245ppi、Gorilla Glass 4) [OS] Windows 10 Pro 64bit版 [通信機能]ギガビット(10/100/1000)LAN(背面×1)、IEEE 802.11 ac/a/b/g/n対応無線LAN(最大433Mbps対応)、Bluetooth 4.2 [インタフェース] USB 3.0 Type-C(背面×1)、USB 3.0 Type-A(背面×2、左側面×1)、HDMI(背面×1)、RS-232C(背面×1)、microSDXCカードリーダー(左側面×1、最大2TB)、ヘッドフォン・マイクコンボジャック(前面×1) [バッテリ駆動時間] 約6~8時間(バッテリ設計容量:23,560mWh、フル充電容量:24,570mWh) [本体サイズ/重量] 153×113×23.5mm / 約440g