「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの」ビジュアル

企画展「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの」が、7月2日から10月6日まで東京国立近代美術館1階・企画展ギャラリーで開催される。

本展は、2018年4月に逝去したアニメーション監督・高畑勲の業績を総覧する初の回顧展。1章「出発点─アニメーション映画への情熱」、2章「日常生活のよろこび─アニメーションの新たな表現領域を開拓」、3章「日本文化への眼差し─過去と現在との対話」、4章「スケッチの躍動─新たなアニメーションへの挑戦」により構成され、制作ノートや絵コンテといった未公開資料も交え、高畑の“演出”にスポットを当てた内容を展開する。1章では演出助手時代に携わった「安寿と厨子王丸」や劇場長編作品において初めて演出を担当した「太陽の王子 ホルスの大冒険」、2章では「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」などのTVシリーズ作品、3章では「じゃりン子チエ」「火垂るの墓」「平成狸合戦ぽんぽこ」といった映画作品、4章では「ホーホケキョ となりの山田くん」「かぐや姫の物語」が扱われる。

前売券は4月23日から7月1日まで販売予定。なお今後岡山での開催も予定されている。

「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの」

会期:2019年7月2日(火)~10月6日(日)※月曜日(7月15日、8月12日、9月16日、9月23日は開館)、および7月16日(火)、8月13日(火)、9月17日(火)、9月24日(火)は休館日
時間:10:00~17:00(金・土は10:00~21:00)※入館は閉館30分前まで
会場:東京国立近代美術館 1階 企画展ギャラリー
料金:一般1500円、大学生1100円、高校生600円(前売および20名以上の団体料金:一般1300円、大学生900円、高校生400円)※中学生以下、障害者手帳を提示した本人およびその付添者1名は無料