料理研究家に聞いた! 卓上IHクッキングヒーターの選び方とおすすめ6選

【この記事のエキスパート】

料理研究家/料理講師/ケータリングプランナー:指宿 さゆり

料理研究家/料理講師/ケータリングプランナー:指宿 さゆり

神戸出身。アメリカなどでパーティ料理やオーガニックを学び、2002年に「菜々食CookingClass」を主宰。卒業生による教室開設やカフェ開業実績も多数。

企業向けのオリジナルレシピ開発を行う「レシピ制作専門スタジオ」では料理部門の代表として、料理動画のメニュー監修、タイアップ企画レシピ、連載レシピコンテンツ、飲食店のメニュー開発などに従事。また、大の蕎麦好きでもあり、蕎麦に関するグループも運営中。


カセットコンロに代わって人気なのが卓上IHクッキングヒーターです。東芝やパナソニック、日立、象印などの大手家電メーカーからはもちろん、切り忘れ防止などの安全機能も充実した手頃な価格のものが、ティファール、アイリスオーヤマ、山善などのキッチン家電メーカーからも続々発売されています。本記事では、料理研究家/料理講師/ケータリングプランナー指宿さゆりさんによる上手な卓上IHクッキングヒーターの選び方やおすすめ製品を6つ紹介しています。納得の卓上IHクッキングヒーター選びに役立ててくださいね。

料理研究家の指宿さゆりさんに聞いた! 卓上IHクッキングヒーターの選び方

料理研究家/料理講師/ケータリングプランナー・指宿さゆりさんに卓上IHクッキングヒーターを選ぶときのポイントを5つ教えてもらいました。卓上IHクッキングヒーター選びでお悩みの方はチェックしておきましょう!

価格と機能性のバランス

【エキスパートのコメント】

初めて卓上IHクッキングヒーターを選ぶのであれば、実際の使用頻度を考えて商品を選ぶのがおすすめです。高価な卓上IHクッキングヒーターは、性能も良くいろいろな機能が搭載されていますが、基本的なあたため機能だけを使うのであれば、余計な機能が搭載されていないものでも役割は果たせるでしょう。

用途に合っているかどうか

【エキスパートのコメント】

料理の用途に合っているかどうかが卓上IHクッキングヒーターを選ぶ上で大切なポイントになります。揚げ物の調理機能や細かな温度調節モードが搭載してあれば、トンカツや天ぷらなどの揚げ物、ローストビーフなどの低温調理をレパートリーに追加できるので、お料理の幅がぐっと広がります。いろいろな料理にチャレンジしたいという方は、作ってみたい料理に適した調理機能が搭載されているかどうか、確認してみてください。

東芝『IH調理器(MR-Z30J)』:

出典:Amazon

ハイパワーの1420Wの火力で揚げ物にも使えますし、家族を待たせることなく、すぐに料理を温めることができます。

ガスコンロの代用品になるかどうか

【エキスパートのコメント】

「初めて一人暮らしを始める」「これから二人暮らしをするので料理を頑張りたい」そんな方は、ガスコンロの代用品として卓上IHクッキングヒーター購入を検討されているのではないでしょうか。ガスコンロの代用品として購入する場合、2口タイプのものや高火力の卓上IHクッキングヒーターが断然おすすめです。とはいえガス調理と比べると加熱する力は劣るため、1400Wなどの高火力のモデルを選ぶとよいでしょう。

アイリスオーヤマ『2口IHコンロ ブラック(IHK-W12-B)』:

出典:Amazon

2口タイプで左ヒーターは1400Wまで対応しているので、ガスコンロの代用品としても使うことができます。

フルフラット&ガラストップのモデルはお手入れが簡単

【エキスパートのコメント】

卓上IHクッキングヒーターの中でもフルフラットで、ガラストップになっているモデルはお手入れが簡単です。特に揚げ物や炒め物などの料理をされる方であれば、フルフラットの商品なら、油汚れ用洗剤をしませたフキンなどでふけば飛び散った油もキレイにふきとれるでしょう。ただしガラストップに重たいものを落として亀裂が入らないように注意してください。

使用する鍋やフライパンが適応するかどうか

【エキスパートのコメント】

IHクッキングヒーターでは、IHに対応しているフライパンや鍋しか使用できません。さらには各卓上IHクッキングヒーターごとにヒーターの大きさが異なるため、使用可能なフライパンやお鍋のサイズにも各機種それぞれに制限があります。また形状に関しても、底が反っていたり小さかったりすると、卓上IHクッキングヒーターが機能しない場合があります。卓上IHクッキングヒーターとIH対応調理器具をいっぺんに揃える場合は、調理器具のサイズ、形状が条件と合致しているか、購入前に注意してください。

知っておきたい卓上IHクッキングヒーターのほかの選び方

料理研究家の指宿さゆりさんの選び方をふまえ、卓上IHクッキングヒーターを選ぶ際に知っておきたいポイントをご紹介します。

お子さんや高齢者の方がいるなら安全機能付き

火災防止などの安全面を考えて、ガスを使わない卓上IHクッキングヒーターを購入したい人も多いでしょう。けれども、卓上IHクッキングヒーターはガスコンロよりも熱伝導性が高く、トップテーブルもすぐに高温になってしまうので、気をつけて使わないと火災や火傷の危険性があります。さらにコードにつまづいて鍋を倒して怪我をするなどの危険性もあるので、お子さんや高齢者の方がいるご家庭で使用するときは、安全機能が充実している製品を選ぶとより安心です。

本体とコードの脱着ができるマグネットプラグコード付き

マグネットプラグコードとは、本体とプラグコードが磁石で接着しているタイプです。万が一コードに足を引っかけてしまっても、磁石式のためコードが自然と本体から離れるので、コードをひっかけたことによって本体や鍋がテーブルから落ちるのを防げます。

電源切り忘れ防止や自動電源オフ機能

ガスコンロは直接目視で火が消えているかついているかを確認できますが、卓上IHクッキングヒーターは目で消したか消していないかが確認できないため、うっかり電源を消し忘れてしまうこともあるでしょう。また、タイマーを使用して鍋や煮物を作っていること自体を忘れてしまい、同じく消し忘れてしまう場合も。そんな時も、電源の切り忘れ防止機能のついている製品なら、消し忘れを防止できます。

トップテーブルに鍋などの調理器具が載っていない場合に自動的に電源が切れる機能もあります。直火を目視で確認できない卓上IHクッキングヒーターだからこそ、調理器具を置かずに加熱してしまうと火傷の危険性がありますが、鍋なし自動電源オフ機能が搭載されていれば、そんなときもトップテーブルの加熱を防げます。

異常温度上昇防止機能

鍋や揚げ物調理で使いたいときは長時間加熱しますので、おのずと高温になりますよね。異常温度上昇防止機能がついている製品を選べば、本体に設定された温度以上になると自動停止するため、温度上昇による火災も防げます。

チャイルドロック

小さいお子さんのいたずらによる誤作動を防ぐ機能です。火力調節つまみや電源スイッチ、本体の機能スイッチなどを一時的に押しても作動しないようにします。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)