「僕は文学しか書くつもりはない」と城戸に告げる木島だったが…

男性同士の恋愛を描いて話題になったドラマ『ポルノグラファー』の前日譚となる『ポルノグラファー~インディゴの気分~』が、フジテレビの運営する動画配信サービス「FOD(フジテレビオンデマンド)」で配信中。#1の「運命は青藍のように」では、竹財輝之助演じる小説家・木島理生と、吉田宗洋演じる編集者・城戸士郎の“関係”の始まりが描かれた。

昨年、FODで配信がスタートし、フジテレビ系深夜帯の地上波でも放送された『ポルノグラファー』は、FODのオリジナルドラマとしては史上最速の視聴数100万回を突破。Twitterを中心としたSNSでの反響も大きく、今年2月に発売されたDVD&Blue-rayは、さまざまなセールスランキングで1位を獲得するなど、ネット配信のドラマとしては異例の売れ行きを記録している。

今回、新たに配信がスタートした『インディゴの気分』は、前作の主人公である猪塚健太演じる大学生の久住春彦と木島が出会う前の物語。祥伝社の漫画雑誌「on BLUE」に2016年8月から連載されていた、丸木戸マキの同名漫画を原作に、『ポルノグラファー』でも存在感を発揮した編集者の城戸と、小説家の木島による、“言えない”過去の物語が展開していく。

第1話の冒頭では、都心のバーで飲み明かす現在の木島と城戸が登場。木島は「付き合うことにしたんだ」と、久住との交際を城戸に告げる。城戸は「断言するけど、久住くんみたいなモノ好き、この先、二度と現れないからな。大事にしろよ」と祝福。紆余曲折を経て、現在は“なんとも説明しずらい関係”に落ち着いた2人。そして舞台は、その“関係”が始まった数年前に遡る。

ポルノ小説の編集者として働いていた城戸は、大学時代の恩師の葬儀で同級生の木島と再会。純文学の小説家として在学中にデビューしていた木島は、2年間同じゼミであったにも関わらず城戸のことをまったく覚えていなかった。

他の同級生から聞こえてくるのは、木島が投資に失敗して困窮しているという噂話。葬儀が終わり、茅ヶ崎の葬儀場から社用車で東京に向かっていた城戸は、電車賃がないので歩いて都内の家に帰ろうとしていた木島に遭遇する。

車で木島を家に送り届ける途中、城戸は3日前に同棲していた彼女から家を追い出されて、現在は会社に泊まっていることを木島に告白。木島は家へ送ってくれたお礼にと「よかったら今日うち泊まれば?」と城戸を家に上げ、さらに「家賃くれるなら住んでもらってもかまわないけど」と持ちかける。

木島のマンションに上がった城戸は、木島が出版社の担当と喧嘩別れし、今はまったく仕事をしておらず、創作にも行き詰まっていることを知る。そして、壊れた給湯器を買い換えることもできず、借金の返済も滞っているほど困窮している木島に対し、「よかったらうちで書いてみないか」と自身が担当する官能小説のレーベルでの執筆を提案。「ポルノは文学じゃない、道具だ」と吐き捨てる木島だったが、城戸からの「木島くんのファンなんだよ。やっぱりすごい才能あると思うんだよ」「俺、出てるやつ(小説)全部読んでるんだぜ。書き続けてほしいんだよ。もったいないよ」という言葉に心を揺らすのだった。

木島が、作家としての挟持やプライドを持ちながらも、「どうしたらいいのかわからないんだ」と思いを吐き出す様子に、城戸は冷静を装いつつも、「俺はぐちゃぐちゃにしてやりたくなった」と口角を上げる。かつて作家を目指していた城戸は、大学時代に木島の小説に圧倒され、その道を断念した過去があった。同情や嫉妬、憧れといった感情が入り混じりながら、2人の関係はスタートした。

SNSでは、「第1話ですでに号泣してるんだけど」「期待しすぎどころか期待の上の上の上のはるか上でした」「なぜこんなにも胸が締め付けられるのだろう? 城戸のどす黒い感情と木島の儚さ、安っぽい言葉じゃ言い表せないけど、想像通り、いや、それ以上」「城戸×木島の2人の間に流れる空気感がすごい好き。原作同様、色気だだ漏れてる」など、ファンからの声が殺到。

竹財や吉田の演技を称える声も多く、「『ポルノグラファー』より後に撮ったのに、木島理生がちゃんと若くて荒んでて線が細くてヤバイ。城戸はコメディパートを担いつつ放つ色気ヤバイ」「私の推し竹財輝之助の役者としての魅力と才能にあらためてホレボレしてる」などの意見も目立った。

また、キャラクターの心情を分析するファンや、「『インディゴ』1話見てからの『ポルノグラファー』エモみが増しすぎてる。これ『インディゴ』全話見たらすごいぞ」などの改めて前作を見直すファンも登場。さらに、すでにロケ地を特定して聖地巡礼を始めるファンや、登場キャラクターのイラストを描くファンなども現れ、早くも大きな盛り上がりを見せている。