JR東日本は2月26日、品川駅の乗り換えの利便性向上と混雑緩和、バリアフリールートの拡充に向けて取り組みを実施すると発表した。

品川駅はJR東日本管内で乗車人員が5番目のターミナル駅で、通勤・通学時間帯は北側コンコース・自由通路が混雑しているとともに、山手線外回り(渋谷・新宿方面)と京浜東北線(大宮方面)を乗り換える際はホームが別のため、階段・コンコースを経由する必要がある。

こうした状況を解消するため、2022年頃、京浜東北線(大宮方面)から山手線外回り(渋谷・新宿方面)に同じホームで乗り換え可能にするという。

その実現にあたり、2019年秋ごろ、京浜東北線の線路の切換工事を行い、京浜東北線(大宮方面)の停車番線を3番線から4番線に変更する。2022年頃、3・4番線のホームの拡幅(9m→13m)を行い、京浜東北線(大宮方面)と山手線外回り(渋谷・新宿方面)が同じホーム上で乗り換え可能になる。1番線のホームは山手線内回り(東京・上野方面)の専用ホームになる予定。

  • 山手線・京浜東北線のホーム改良作業のステップ

また、2027年以降、「北側コンコース内に改札口を新たに2カ所設置し、通路を拡幅(7m→18m)」「北側コンコースと各ホームを接続するエレベーターを8カ所増設」などにも取り組む。

  • 北側コンコースの改良概要図