米シスコは2月25日、ソフトバンクがIPv6でネットワークを統合するセグメントルーティング(SRv6)の世界初の導入について協力していくことを発表した。

シスコでは5G時代を見据え、信頼性、柔軟性、俊敏性を向上させ、拡張性が高い最新のネットワークアーキテクチャーであるセグメントルーティングIPv6(SRv6)をソフトバンクの商用ネットワークに全国規模で導入することを支援するとともに、設備投資や運用費(CapExやOpEx )の削減も併せて実現するという。

現在のモバイルネットワークは複数に階層化された複雑な制御を取り扱う、個別のネットワークとして展開されており、この構造が5Gで求められるような厳格な品質要件への対応を難しくしていると指摘。

5GのネットワークにSRv6を導入することは、IPv6プロトコルだけを使い、階層化されたネットワークを簡素化すると同時に、エンドツーエンドでユーザプレーンの機能を統合することを可能としている。これらにより、制御性や柔軟性が高まり、かつシンプル化ができるという。