熊本県のPRキャラクター・くまモンが24日、都内で開催された「第5回地域おこし協力隊全国サミット」にサプライズ登場し、会場を沸かせた。

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    スザンヌ(左)とくまモン

「地域おこし協力隊全国サミット」は、地方へ移住して地域協力活動に従事する「地域おこし協力隊」の活動をアピールする目的で総務省が開催。今年で5回目を迎えた。

イベントでは、くまモンをデザインしたクリエイティブディレクター・水野学氏が登壇し、基調講演を実施。聴講していた地域おこし協力隊員らに、「ゆるキャラは安易に作らない方がいいですよ」とアドバイスすると会場は爆笑に包まれ、「ゆるキャラは育ての親、くまモンの場合は熊本県庁のみなさんがいなければ成功していなかったと思います。その覚悟が必要なんですよ」と熱弁した。

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また、この日は2015年から故郷の熊本県に移住しているタレント・スザンヌが会場を訪れ、故郷に戻った感想を報道陣から聞かれると、「田舎では、若い人が近くにいるというだけで、おじいちゃんやおばあちゃんは大喜びしてくれます。私は子どもと2人暮らしですが、うちの子どもは地域の人たちに怒られたり、『いってらっしゃい』とあいさつされたりして、地域全体で子育てをしてもらっています」と報告し、「それが地域のいいところです。子育てをしている人は都会より田舎のほうが安心できるはずです」とその魅力を伝えた。

水野氏の講演後、くまモンがサプライズ登場すると、聴衆は拍手で歓迎ムード。スザンヌは2ショット写真を撮りながら、「私たち、くまモンが0歳のときから友だちなのよね。もう私たち、親友ですね」と話しかけて盛り上げていた。

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